27-10:山梨県 甲府市 宝石園

所在地:山梨県甲府市高成町1023

取材時期:2005年7月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:
山梨の超有名観光スポット「昇仙峡」。今回ここを訪れた主目的は観光ペナント生息調査であるが、マップを観ていると、ちょっと気になる物件を発見。その名も「宝石園」。このあたりは水晶の産地でもあり、宝石加工も盛んな土地ということなので、別に宝石園があっても不思議ではない。しかしこの宝石園には「水晶洞窟」があるというではないか。最近、「怪異幻洞」やら「高崎洞窟観音」など、洞窟ものにハマっているのでちょっと立ち寄ってみることにした。

さて、昇仙峡に到着したのが午前9時過ぎ。土産物屋が並ぶ渓谷沿いをMGでゆっくり進むとお目当ての「宝石園」発見!道を挟んだ渓谷側の空き地(駐車場と書いてある)にMGを停め、入り口に向かう。しか〜し、シャッターが降ろされたまま営業している雰囲気もなく裏寂れている。仕方がないので、土産物屋チェックを兼ねて昇仙峡観光と行きたいところだが、数ある土産物屋にトラップされてなかなか前に進まない。その中の一軒で尋ねてみると「宝石園」はまだ営業しているとの事。結局渓谷入り口までは行ったものの、直ぐに引き返してきた。「宝石園」前で待つこと30分、やっと軽トラに乗った爺さん登場。



開園と同時に園内へ入るが、そこは単なるショウケースに宝石が並べられているだけの売店ではないか!と、爺に文句を並べようとしたところ、「宝石博物館および水晶洞窟入り口はこちら」→の看板あり。爺に400円を支払い、突撃だ!まずは年季の入った宝石加工場に旋盤やら電動ヤスリが埃をかぶっている。その横に妙ちくりんな祠あり、「招福御珍木」が祀られており、お触りすると福があるそうだ。うーん、やっぱりあったよ「珍」展示。さて宝石展示は階上であるため階段を登る。すると壁面一杯のガラスケースに各地域別に並べられた貴石・宝石の類。素晴らしいテイストだ。その一番奥は武田信玄を宝石で造ってしまったレリーフ。出来はイマイチであるが努力は認めよう、などと思い近づいて行くと、突然バサバサっと何かが飛んできた。うわっ!コウモリである。なんとも・・・。



一通り鑑賞させてもらったので、順路は次の宝石洞窟だ。展示室を一度離れ、外に出る。と、そこに蜘蛛の巣の張った洞窟入り口。薄暗い電球の光を頼りに内部に進むと洞窟壁面にわざとらしく張り付いた水晶片や、得体の知れない岩石が金網越しに拝めるようになっているのだ。階段はギシギシ言うし、手摺りは朽ちかけているし、もう大丈夫かいな?状態である。ホンの数分で洞窟は終了し出口へ。本来ならこちらが入り口の様だが、爺一人で宝石屋と洞窟を切り盛りしている関係上、こっちの入り口はシャッターを閉じてあるらしい。仕方ないので引き返してまた洞窟を抜け、売店まで戻ってきた。

爺と立ち話などしたが、結局売り物である宝石は何一つ購入せず取材は終了したのであった。爺も結構お歳のように見えるので、興味のある方はお早めに・・。

写真:

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