26-6:石川県小松市 ハニベ岩窟院

所在地:石川県小松市立明寺町イ1番地

取材時期:2005年5月

ジャンル:おいのり系

珍スポ度:☆☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:
北陸の珍名所、といえば真っ先に思い浮かぶのがこの「ハニベ岩窟院」ですね。頭部のみの巨大仏や珍妙な像が多数祀られている洞窟など、取材対象リストの上位にあったスポットでした。連休後半は北陸までやって来たので、朝一に金沢の健康ランドを出発し小松に向かった。大げさな誘導看板は無いので今回もまたGPS頼み。 号バイパスの降り口を間違えたが何とか近づく。森の中の道を抜けたところに、ジャーン、いました大仏さん。うーむ、ちょっとニンマリ顔の大仏さん。いい味だしてます。早速駐車場にバイクを泊め、取材開始!
 
   

JAF割引で700円?だったかな、を支払いいざ院内へ。まずは大仏さんの胎内へ入りお参りを済ませる。何やら水子供養観音用の小さな観音がびっしり壁に張り付いていたりでちょっと不気味。大仏を後に、池を渡り山側へ進む。陰陽石が張り付く崖があるらしいが、ジャングル状態になっおりどれがその石か全く不明?その先に小さなプレハブ小屋。ここも水子供養観音が祀られている。小屋にはおもちゃなども奉納されており、一番奥は子供の遊び部屋のようにしつらえてある。しかし古ぼけた人形やぬいぐるみが散乱しており、なんとも恐ろしげな雰囲気だし、息苦しいので直ぐに退散。さらに坂を登ったところに先代の偉業を讃える記念館らしきものがあり、岩窟院の謂われや小作品などを楽しませていただきました。

その先が問題の洞窟。カメラをフラッシュ内蔵のコンタックスT2に切り替え、いざ洞窟へ突撃だ!まずはマトモ系、仏陀の像などがあり順路を追って行くと広いホール様の場所に到着。その中央に右手を挙げた不気味子供がポツン。マーヤ夫人の脇の下から生まれたオコチャマ仏陀の最初のポーズなんですね、これは・・。しかしこの像、妙に挑発的な感じするのは何故だろう。その他数々のレリーフにて仏陀の一生の表現しているホールのようだ。

 

順路に従い次の間へ。じゃーん、でました地獄門。エジプトにいる頭が動物で体が人間の像が入り口をしっかり護っている。門を入るとすぐ左手に鬼たちが酒盛りをしており、つまみは人間の目玉や内臓だ!などと説明書きがある。さっきの仏像に比べるとどうも作り込みが甘いな。その先には釜から出てきた蛇や妙ちくりんな彫り物が多数存在する。恐らくこの地獄スペースにあの「ゼネコン地獄」や「セクハラ逮捕された横山ノック」の像があるはずなのだが・・・。いくら探し回っても発見できなかった。で、良く見ると強制的に像を撤去したような祠がいくつもあるではないか!なんと、面白珍フィギュアたちは全て撤去されてしまった後だった。うーむ、つい数ヶ月前、朝のワイドショーでハニベの住職強制わいせつで逮捕!の報道をみてから不安に思っていたのだが、やっぱりこうなったか・・。とほほ。しかし、どうせなら、住職が除霊と称していかがわしい行為を行っている場面を像にしてみるとか、土下座して謝っているのを造るとか、檻の中で叫んでいる自分を表現するとか・・、気概をみせてほしいものだ。

   

残念な結果に終わってしまったが、今後の地獄充実に期待して岩窟院を後にしたのだった・・。

写真:
  

リンク等:
公式ページ

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