26-4:福井県 一滴文庫

所在地:福井県大飯郡大飯町岡田33字小近谷2の1

取材時期:2005年5月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:
大阪取材の翌日、雨も上がったことだし、日本海側に抜けてみよう!ということで京都から国道367号(若狭路・鯖街道とも言うらしい)を北上。安曇川沿いを行く快適な山間道である。今津で303号に移りしばらく走ると小浜到着。マクドで小休止後、丹後街道を西へ大飯町にて山側へ国道を逸れる。「一滴文庫→」のような標識はほとんど無く、GPSと地図のみが頼りだ。県道からの入り口を間違えて、とんでもない山間の村に迷い込んでしまったりしながら何とか到着できた。

早速取材開始。この一滴文庫は小説家故水上勉氏が蔵書を地元民に開放しようと建てた施設で、今はNPO団体が管理している。で、なんでこんな真面目な施設が珍スポなのかというと、水上氏が創始した「若州人形座」なる竹人形芝居に用いる人形が展示してあるのだ。事前調査によると、その人形の首だけが壁一面に掛けられており、かなり不気味な雰囲気を醸し出しているというのだ。

バイクを駐車場に停めると、入り口門で仁王立ちになっている作務衣を着た係りのおじさんがこちらを睨んでいる。うーん、冷やかしでくる場所ではなかったのか、とちょっとビビるが、300円を払い入館。まずは入ってすぐの休憩所兼お食事どころで一滴文庫のオリエンテーション。手入れの行き届いた庭に古民家を何棟も移築してメインの図書館や人形劇練習場などをちりばめている。残念ながら建物内部は一切撮影禁止でした。図書館では水上氏の足跡を辿る展示がありましたが、ニカは彼の小説を一遍も読んだことがなかったので、ちっともピンと来ないのですね。うーん、今回の取材が終わったら是非読んでみよう。

さて、問題の人形展示棟に到着。足を踏み入れると、やはりただならぬ雰囲気。竹人形といっても、かなりリアルに造られているのでズラッと顔だけがならんでいる一画は不気味である。もちろん胴体と一緒に劇の一場面を再現してあるのが主展示である。うーん、写真でご紹介できないのがちょっと残念ですが、興味のある方は是非福井まで行ってみてください。

写真:
 

リンク等:
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