26-10:千葉県 山武郡 航空科学博物館

所在地:千葉県山武郡芝山町岩山111−3

取材時期:2005年5月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:
印旛の医科器械資料館を取材しようとMGを飛ばし日本医大前にたどり着いた。直ぐに資料館は発見できたが、なんと近所の水道工事で水が使えないため、当分休館!との表示にがっかり。それではっ!とちょっと南下して成田の航空科学博物館の取材に切り替えてみました。

成田空港をグルッと回って、南端の道を標識に従い走ると遠くにヘリの置物を発見し、近づいているのがわかる。しかしこの辺りはいつ来ても警察関係車両がウジャウジャいるな、などと思いつつ駐車場に到着。早速取材開始だ。



まず入り口を入ると入場券の自販機。500円でチケットを買い中に入るとそこは航空機マニアグッズが所狭しと並ぶ売店フロア。その一番奥に受け付け券売店嬢がおり、半券をちぎってくれる。「これからならDC8シミュレーターに乗れますが、ご予約しますか?」とのこと。なんだかわからんが、兎に角「ハイ、お願いします」。で、予約番号札を貰い、お姉さんに「搭乗は30分後になります」と告げられる。時間があるので早速館内探訪じゃ。売店から始まる順路に従い進むと、直ぐにそこは大ホール。中央のボーイング747の模型をぐるっと囲むように旅客機の実物輪切りや、実際のコクピットなどがある。さらには機内の客席をそのまま再現してしまったコーナーなどとともに等身大スッチーパネルなどもあり、民間機フェチにはたまらない空間が演出されているのだ!

  

さて階段を登った途中には、その大ホール中央の747模型と連動したフライトシミュレータが設置されている。ここでは横に教官がついて実際の747の操縦訓練が楽しめるのだ。教官の指示に従い、スロットルレバーを調整したり車輪を格納したりが楽しめるようになっているらしい。どうやらこれも予約が必要なのだそうだ。



さらに上階に登るとそこは飛行機模型マニアの元祖、山本博士の手作り飛行機模型展示場。うーん、プラモじゃないです。ほぼ全て手作りの飛行機模型。いるんだな〜、どの時代にもマニアは、と感心せざをえない出来映え。これをみるだけでも航空博物館に来た甲斐はあるというモノ。

螺旋階段をずんずん登り、最上階の展望フロアで成田発着の旅客機をぼ〜っと眺めるのも一興ですね。このフロアには航空無線を傍受している怪しげなおじさんが沢山いたのにはちょっと驚き。ちょうどフライトシミュレータ予約時間が迫ってきたので、一階受付にもどる。すでに家族連れ多数がスタンバっており、ニカ家も搭乗口まえで待機。受付番号札順に搭乗開始。ニカ家は二番目の搭乗でしたので、操縦席真後ろに陣取る。コクピットは赤ちゃんを抱いたご夫婦。全員座席に着きいざ出発!係りのおじさんの指導のもと、DC8は成田上空一周の旅に取発したのだ。まあシミュレータとしてはなかなかの出来でした。



原稿を書くために航空科学博物館を調査していたら、なんと設立発起人はかの笹川良一ではないですか!こんなところにもギャンブル競艇で荒稼ぎした資金がたっぷり注ぎ込まれていたんですね、船の科学館といっしょで。そうか、笹川氏は乗り物オタクでもあったのか・・・。

写真:
  零戦コクピット計器類拡大写真(表示が全て英語である??)

リンク等:
公式ページ

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