25-4:徳島県 阿波郡 男女(おめ)神社・秘宝館

所在地:徳島県阿波郡阿波町土柱入り口

取材時期:2005年4月

ジャンル:おいろ系&お祈り系

珍スポ度:☆☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:
今年の連休第一弾取材は徳島は阿波、土柱にある男女(おめ、と読む)神社です。徳島へは例によって有明からのフェリーを使いましたが、これが結構揺れました。で、二等雑魚寝時に隣のオフ車兄ちゃんのゲロ攻撃に会い、連れゲロを何とか抑えながらトイペにて処理(何で自分が処理せなあかんねん)。兄ちゃん酒飲み過ぎで全く動けない中、泣きながらニカはゲロまみれになった自分の革パンツとタンクバッグを洗面所で洗ったのだった・・。トホホ。

さて、昼過ぎに徳島港へ着岸。すぐに徳島自動車道に乗り、脇町ICにて下道へ。その際料金所のおじさんに「土柱(どちゅう、と読む)はどこですか?」と尋ねると親切に地図まで頂いてしまった。このあたりの観光名所である土柱のすぐ近くに男女神社は存在するらしい。教えてもらった通りにバイクを走らせること10分。土柱入り口に到着し、まずは観光ペナント調査で首尾良く捕獲。売店のお姉さんに男女神社の場所を尋ねると、これまた親切に教えてくれた。そこからさらに5分ほどバイクを進めると、ありました「男 お 女 め 神社」の看板が・・。で、早速取材開始。

しかし、道路側はシャッターが降りており何だかイヤな雰囲気。さっきの売店のお姉さんも「あそこ、まだやっとるの?」なんて言ってたし・・。規模としては民家に毛が生えた程度の建物で、入り口と思われる方面へ行ってみると、「まず、神社を参拝してください」との表示があったので、さらに奥の建家入り口をノックするも誰も出てこない。秘宝館入り口にもどり「すみませ〜ん」と声を掛けるが反応なし。「しまった、遅かったか?もう営業やめてしまったのか」と思っていると、ガラスサッシ奥の方で人の気配が・・。「料金かかるが、観る?」とおじさんが出てきた。観るも観ないも、ここのためにわざわざ徳島道を飛ばして来たんですよ、と500円払い早速内部へ。個々の作品を撮らない約束で、内部の全体像を一枚撮らせていただいた。

こちらの秘宝館のメイン展示は、なんと言ってもエロ浮世絵です。四方の壁がショウウィンドーになっていて、そこに貼り付けられた掛け軸、巻物など多数展示されている。まあ広さ的には10畳部屋が一部屋ですので、三重の国際秘宝館のようなものを期待すると完全にはずします。和風時代物エログッズコレクションが充実している他、何故か展示室中央に鎧甲があったり、刀剣類が並べてあったりで、ちょっと統一感に欠けますが、一点面白い掛け軸を発見。なんと、エロ大津絵です。最近、大津絵鑑賞に少しハマっていて、いろいろ観てきたのですがエロ大津絵があったとは・・。室内をウロウロしていると、話好きの坂東館長がすかさず解説を実施するので、ゆっくり鑑賞していられない。それなら、と一緒に話を始めてみると、作品の話からどんどん話題が逸れて鬼怒川温泉は良かったとか、熱海は大阪の悪い奴らが引っかき回してるからもうダメだ、とか、もうワケわからん。なるべく展示品や館の運営方針などを聞き出せるよう話を持って行くが、すぐに脱線する。その中でも、エロ浮世絵の男女局部に古銭が置かれているのが気になったので、聞いてみると、開館当時に保健所が来て少し隠さないとダメ、との指導を受けたのがそのままになっているのだそうだ。昔はいろいろ厳しかったのね。

一通り展示品を観て、館長とお話させていただきましたので、次は神社のご神体を拝ませてもらいに先ほどの本殿(というのか・・)へ移動。こちらは畳敷きのシンプルな部屋で一番奥に観音開きのご神体安置スペースがある。その前に座り、まずは右手の男神から御開陳。ここからは館長のトーク炸裂。恐らく昔は一日に何組もの団体さんに解説したと思しきこなれた解説が始まる。このあたりはアラカワさんのページに詳しいので割愛させていただきますが、一人で聞くにはちょっともったいないトークではありました。

神社前で写真を撮ってもらい、館長さんにお礼を言ってバイクにもどり出発準備をしていると、「これ、飲みな!」と言って冷たいウーロン茶を一缶持ってきてくれた。当日は4月にしては異常に暑い日だったので、非常に嬉しい。しかし現在の坂東照夫氏が二代目の館長らしいが、三代目は後を継ぐのだろうか?人ごとながらちょっと心配ではある。

写真:
  

リンク等:

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