25-1:東京都 世田谷七福神

所在地:東京都世田谷区船橋5-20-12

取材時期:2005年3月

ジャンル:おいのり系

珍スポ度:☆☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:
Own-builtを極めた神社が都内に、しかも世田谷にある!と聞いて早速取材に出かけてみました。時期は3月の連休。本当は大阪の遺伝子組換え寺院に行こうと企んでいたのですが、仕事が入り近場取材となりました。今回は都内ということで、恐らく駐車場は無いだろうとふんで、XJにより出発。久しぶりに第三京浜を走る。相変わらず渋滞している環八を北上し、小田急の高架を越えたところで東へ向かう。世田谷も一歩路地に入ると非常に狭い一方通行の嵐で、バイクで来てよかったと痛感するのだ。住所的にはこの辺なのだが・・とウロウロするも、なかなか発見できない。10分近く探し回った信号機の先にそれはありました。

交差点の角に赤い鳥居。その上には「新名所・世田谷七福神」の看板が・・・。さらに「区史跡 界隈賞受賞 世田谷七福神 堂主 秀峯」と誇らしげに掲げてあるぞ。うーん、さらに横にある掲示板には何やら賞状のようなものが飾られているので、しっかりチェックしてみた。

賞状
第二回せたがや界隈賞
佐久間 ○○ 殿
あなたは長年培われた技術と営々たる努力によって独力で自宅の庭先に七福神堂を建てられました小規模ながらほのぼのとした雰囲気が周辺に広がり区民の人気を集めております
手作りによる界隈形成への意欲と努力をここに賞します
昭和六十二年十一月十一日
世田谷区長 大場 啓二

とある。「ほのぼの」として、人気があるお堂とは、これ如何に、ということで早速鳥居より奥へ進む。しか〜し、そこには古ぼっちいアパートがあるのみで直ぐに行き止まりとなってしまった。引き返してふと左手をみると、なんと別の入り口があるではないか。近寄ってみると「宅地内防犯予防に付参拝者及び居住者以外通り抜け禁止」というお札ありかなりビビるが、自分だって立派な参拝者じゃん、と開き直り取材再開。

奥は本当に民家で、知らない家に勝手に侵入しているようで、何となく落ち着かない。しかし庭の真ん中に立派なお堂があるではないか。本当にこれ手作りなのか?と思われるほど立派な建物に駆け寄り、まずはお賽銭を投げ込みパンパンと柏手。その後じっくりと本堂および周辺にある彫像などを拝ませていただくが、噂通りちょっと妙な置物がゾロッゾロ。なぜか鶴がお清め井戸の蛇口になっていたり、鳥居上部に眠り猫が彫ってあったり、お堂の最上部には非常に漫画チックな白馬もおりますので、決して見逃さぬよう!

当日は裏道の方へ抜ける門が閉ざされていたので、一度先ほどの入り口から公道へもどり、ぐるりと一周して正面門へ向かった。こちらも立派な門である。狛犬?もいるし狸も目をまん丸くして、お出迎えしてくれる非常に有り難い光景だ。正面には「ボケ封寿・脳卒中・転ばぬ先に・青汁一杯・飲んで試すわ・長寿法」との表記ありなので、佐久間爺はきっと青汁ファンなのだろう、ニカ家も毎朝飲んでます、ハイ。ふと横を見るとキジ猫君が狛犬の陰からこちらを睨みつけている。狛犬とキジ猫ですか、なんか七福神というより桃太郎の鬼退治みたいだな、などと写真を撮らせていただきました。しかし、ここの狛犬、誰かに似ているんだよな?

写真:

リンク等:

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