24-9:静岡県 伊東市 伊東美術館

所在地:静岡県伊東市吉田815 

取材時期:2005年2月

ジャンル:展示系?

珍スポ度:☆ (☆五個が最高得点)

コメント:
伊豆高原から熱海経由で小田厚に乗ろうと国道135号を北上していた。日曜の午後は混むんだよな〜、と思っていたら案の定、伊東市街に辿り着く前に既に渋滞が始まっている。うーん、こんなんじゃ何時になったら帰り着けるかわからん!って事で、伊豆スカ経由での帰宅に変更だ。MGを無理矢理転回させ、来た道を引き返し、梅ノ木平の三叉路を標識に従って一碧湖方面へ。ペンション団地を抜け、山間部に入ったところにそれはあった!あの函館「民芸品店のんのん(別名まーちゃんの店、とも言うらしい)」ともタメをはる外観が、かなり珍のかほりあり。一度通り過ぎたが、どうしても取材せねば・・、と思いまたもやMGを転回させる。

伊東美術館は一碧湖香りの美術館(こちらも、ちょっと気になる物件ではあるが・・)の向かい側に存在する骨董屋?である。駐車場はない・・ので、香りの美術館駐車場を無断借用し、カメラ片手にいざ取材開始。正面上方の壁に「浮世絵 伊東美術館」とあるので、骨董および浮世絵の個人コレクションか?と思ったが、全く違った・・・。外から見るに、完全にガラクタ倉庫の様相を呈している。うーん、店内に入るべきか迷ったが突撃だぁ。ざっと店内を見回すも「浮世絵」の「う」の字も見あたらない。その代わりにあるものは、壊れ掛けたモデルガン数丁、旧式の電気ストーブ(「懐かしの・・・」となるにはあとぅん十年必要なレベル)、骨董としては微妙な半壊ラジオ、不気味に額装されたポスターなど様々なガラクタが所狭しと積み上げてある。び・美術館って、このオブジェたちを並べた物なのか・・。素晴らしい展示センスに感心していると、奥からオッチャン登場「いらっしゃい〜、見るだけならタダだよ〜、ゆっくり見てってね」。ついでにワンコ(白のプードル)も登場し、ニカ&ウシを大歓迎してくれるのだ。

さて、こういう珍スポを作ってしまうアルジというのは、基本的に篤いオヤジであるのが通常であるが、やはり篤かったぜ、オヤジ。「どこから来たのじゃ?」という質問から始まり、いろいろな話題をこちらの意向とは全く関係なく話す話す。果ては「あんた、ゴルフやる?これ知り合いから売りつけられたんだけど、ほら、自分ゴルフしないからクラブセットの価値なんてわからないじゃない。どのくらい良い物なのかね?」って聞かれても、ニカもゴルフやらないし・・。しばらくオヤジと話をした後、何とか「外の骨董品も見せて貰います・・。」と誤魔化して逃げ出したのだった。素晴らしすぎる「浮世絵美術館」であった。

写真:

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