24-10:神奈川県 横浜市 根岸 馬の博物館

所在地:横浜市中区根岸台1−3 

取材時期:2005年2月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:
日本最初の西洋競馬場は横浜は根岸にあったのだ。ちょっとまとも系ですが、近場の面白スポットとして取材に行って来ました。と、言いたいところですが、一番のお目当ては一部の廃墟フェチの間では超〜有名な「一等馬見所」。異様な外観だけでなく、内部の映像を記録したDVDを見てしまったため、非常に気になっていたのだ。

まずはアプローチから。今回は寒い季節ではあるが、自宅から近いということでバイクによる取材です。新横通りを石川町まで進み根岸方面へと誘導されるまま進む。丘を登った所に根岸森林公園の看板が見えてきたので駐車場へバイクを向けた。ところが駐輪場は違う場所らしく、係りのオジサンに教えてもらった。

駐輪場から「馬の博物館」は歩いて数分の近さ。裏口門から公園内に入ると園内にはもう梅が咲いていた。そして梅園のはるか向こうにあの「一等馬見所」の3本煙突が・・。おぉっ!あれだぁ、不気味だ!と感心しつつも、まずは博物館取材です。

入館料100円を自販機に払い、受付のオバチャンに半券を切っていただき、いざ取材開始。写真に関しての掲示がなかったので、オバチャンに聞いてみると、「この受付&売店フロアと第4展示室だけは撮影OKですが、あとはご遠慮ください」とのこと。うーむ、残念だがここは撮ってもいいのね!とバシャバシャと撮影。さて、第一展示室から鑑賞開始です。日本における競馬の発祥地だけあって、古い写真や貴重な資料が目白押しではあるが馬および競馬にあまり興味がないニカにとってはネコに小判・ブタに真珠。その中にありましたあの「一等馬見所」の模型が・・。ふーん、こうなってるんだ、こっちが正面か!などとじっくり観察させていただきました。さて、第二展示室はヒトとウマの歴史資料ルームですな。昔からこき使われてきたんだ、ウマ君達は・・。で、第三展示室は企画ルームで、当日は働くウマってな感じで農耕馬の写真展が開かれておったのじゃ。そして撮影OKの第四展示室。ここは体験ルームになっていて木馬にのれたり、ウマの歯に触れたりできるで、子供達大はしゃぎで遊んでいるのだ。そんななか、革パンツはいてライダージャケット着た怪しげな男が木馬であそぶ少女など激写していたら、それこそ即通報ものなので、結局写真は全景を写した一枚のみ。つくづく俺って小心者・・。こんなところで博物館取材終了。

お次はあの一等馬見所である。博物館からは中央の広場を挟んだ反対側にあるので連休中日、家族連れで賑わう公園を突っ切り一路廃墟へ。それは合衆国海軍領地の隣にあった。少し前までは公園全体が米軍管理区域だったのが、横浜市に返還され公園となったのだそうだ。未だに一部手放さない米軍もせこいぞ、ったく。ゲート前を通過し、馬見所へ近づく。うわー、すっげ〜不気味。なんか巨大なロボットが3体繋がっている雰囲気である。やはり搭最上部にある二つの円形ステンドグラスがあるからそのように見えるのだろうか・・。今はこの馬見所も横浜市に返還されたようだが、しっかり施錠されており、侵入できそうな隙は皆無であった。あのDVD、撮影した人はどうやって入ったのだろう?建物の周りを一周、と行きたいところだが、東面は米軍領土に接しているので三方しか拝めない。うーむ、残念。周りをしばし彷徨き、その異景を十分に堪能したのだった・・(本当は中も見たかったけど)。

しかし、横浜市も入館料取って馬見所廃墟見学ツアーでも組めばいいのに!今、静かな廃墟系ブームが到来しているのを知っているのだろうか?

写真:
  

リンク等:
公式ページ

取材記録24に戻る |  にかのページメイン | ニカ家のページへ