21-10:福島県 会津若松 芦ノ牧温泉 金精神社

所在地:福島県会津若松市大戸町芦ノ牧

取材時期:2004年10月

ジャンル:お祈り?系

珍スポ度:☆☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:
那須茶臼岳より那須甲子道路経由で289号、県道37号で北上、羽鳥湖より118号と、かなり走り会津若松へ向かっていたところ、大川ダムを過ぎた辺りで、すごーく渋い温泉街に入った。そこは芦ノ牧温泉といって、会津の名湯として知られているらしい(帰ってから調べました)。なんともペナント棲息のかほりがするので、午後4時もまわり日もかなり傾きかけていたにもかかわらず、温泉街入り口を左折してしまった。すると、突然雨が・・。さっきから少し怪しい天気だな、とは思っていたのだが、とうとう来たか。前方に毒々しいネオンサインの出ているストリップ小屋発見。その先に、観光みやげ店があり、早速その店先にバイクを停める。店内にじいさん一人店番で、テレビを見ながら煎餅を食っている。全く商売気なしで、ニカが入店しても知らん顔だった。店内をざっと見回すもペナントらしきものは発見出来ず。じいさんに聞いてみると、やはりもう売っていないとの事。もっと真剣に他店を調査すれば発見できるかもしれない、と思ったが、すでに暗くなりかけている上に、雨!あきらめて今夜宿泊予定の会津若松市内のジャンボ健康ランドに向かおうとバイクを転回させた瞬間「金精神社→」の看板が・・。これは、間違いなくチンコ神社だ!と確信し、降り出す雨にもめげず取材を行うこととした。

看板の通りに進むと道のどんづまりに真っ赤な鳥居と真っ赤な社。近寄って内部を見ると予想通り真っ黒なご神体が3体祀られている。うーむ、凄いな、ストリップ小屋や怪しげな飲み屋の集中する一画にチンコ神社か?道祖神の一種なのであるが、かなりストレートである。横に神社の由来があったので、ちょっと転記してみると・・

金精神社由来
一、 御祭神 猿田彦大神(さるたのおおかみ)
         太田命(おおたのみこと)
         天鈿女命(あめのうづめのみこと)
由緒
猿田彦大神は「天八街(天上と下界とを結ぶ道の別れ)に居て上は高天原を光し、下は葦原中国を光す神」と云われ道を明らかにし道を守り道を教え知らせ導く神として古来より広く其御神徳を崇敬されてきました。当地方に於いては崇神天皇の御世に遣わされた・・・・(以下略)
此金精神社のご神体は大神の威風堂々たる容姿を恐れ男性のシンボルに託して祀り其御神意にあやかり家内安全と子孫繁栄とを願ったもので、旧芦ノ牧よりこの温泉郷に御遷し芦ノ牧温泉郷の繁栄と訪れる皆様方の繁栄と安全を御守護して戴くものであります。

となっております。10円玉を賽銭箱に放り込んでパンパンと手を合わせ、これからのツーリング安全祈願などをしていると、急に雨が強く降り出したのだ。10円じゃご不満か?直ぐに止みそうだったので、隣にあるスナックの入り口で雨宿り。ふと気付くと、神社の前にスナックの電飾看板があるではないか。その名も「和風すなつく聖女」だって!チンコ神社にスナック聖女かぁ、絵になるね、と思いながら写真に収めさせていただきました。30分くらい雨宿りしておりましたが、一向に止む気配なしなので、雨具を着込んで出発。結局びしゃびしゃになって会津到着。まあ、事故らなかっただけお祈りした甲斐があった、と思っておきましょう。

写真:

リンク等:

取材記録21に戻る |  にかのページメイン | ニカ家のページへ