19-7:山梨県 幸せの丘 ありあんす マンモス象牙美術館

所在地:山梨県中道町朝日中央自動車道甲府インター前

取材時期:2004年6月

ジャンル:展示系

珍スポ度:☆☆☆ (☆五個が最高得点)

コメント:
印鑑の大殿堂・日本印相協会が運営する「幸せの丘・ありあんす・マンモス象牙美術館」。うーん、名前を聞いただけでちょっと身構えてしまう響きあり。ということで取材してきました。甲府南IC前と書いてあるが、実際はちょっと離れている上に、標識が無いので最初通り過ぎてしまった。引き返して信号を曲がった直ぐに巨大なアーチ状の入り口を発見。丘を登り美術館前に到着。信玄の里と同じで、ここにも観光バスが何台も・・。そこからネギを背負ったカモ達がゾロゾロと入り口へ向かっていた。一般観光客はニカ家のみなのかもしれない!

さて、駐車場には中華風の妙な建物があったので近寄ってみると巨大印鑑を抱えた爺さん・婆さん像がある。その奥の本殿を見ると大量の印鑑の山。不要になった印鑑の墓場か?供養塔みたいなものも見える。ちょっと不気味。

美術館方面の階段を上がると左手に鳥を模した植木が・・。あとで分かるのだが、どうやら鳳凰をイメージして造られたようだ。早速館内へ。入場料500円(例の石和駅でゲットした割引券で400円)を支払い取材開始。いきなりマンモスの複製模型あらわる。さすがにデカイ。100円入れると動いて吼えるらしいが、その時はアホくさくて100円投入する気になれなかったが、今考えると動かして見るんだった!なんたって、横浜国大長谷川教授監修で5000万円(だったと思う)も掛けて復元されたマンモスなのだもの。で、マンモス展示はこれでおしまい。この建物は円形になっており、中心部に幸運の女神「ルリエ」が祀られており、その周りが回廊状になっているのだ。回廊を進むと多数の小ブースがあり、それぞれに「より多くの人に、より多くの幸せ」を、と願う幸せカウンセラー、とやらが客を待っている。印相による運命判断をしてくれるのだそうだ。相談無料らしいが、恐ろしくて近寄れない。

少し行くと象牙美術館があった。多量の象牙細工が展示されているが、あまりパッとしない。強いて言えば「鳳凰」の象牙細工は一見の価値があるかもしれない。伊豆の「象牙美術宝庫」に優る象牙展示にはなっていないようだ。美術館を出ると、またも回廊伝いに小ブースが続く。最後の出口付近に近づくと中央の鳳凰殿入り口があったので、中に入ってみて仰天。誰もいない薄暗いホール正面に黄金女神ルリエ像がそびえ立つ奇妙な空間。館内全て撮影禁止なのが惜しい。かなり宗教チックな場所だ。どういった場面でこのホールは使用されるのか、全く想像出来ない空間である。

クラクラして出口へ向かった先が、またも売店。さすがに印鑑を売りつけるような所では無く、山梨の観光みやげを中心にした売店でホッとしたところで、甲府特産のワインを買ってしまった。「甲州」もなかなかの出来で、国産ワインも捨てたもんじゃないな、と感心したのだ。

写真:

リンク等:

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