19-2:神奈川県 川崎市 川崎大師 

所在地:川崎市川崎区大師町4-48

取材時期:2004年5月

ジャンル:おいのり系

珍スポ度: ☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:
川崎大師です。なんで由緒正しい弘法大師様のお寺、川崎大師が珍スポなのだ!とお怒りになる方もいらっしゃるかと思います。しかし、今回初めて大師様にお参りにいって、「ここは珍スポだ」と感じてしまいました。で、その理由はというと、参道の飴屋。当日は、全く知らなかったのですが、10年に一度のお大師様大開帳の一ヶ月、さらにその最終週ということでもの凄い人手。これを見ると正月には絶対に来たくない寺ナンバー1のマイ・ランキング。

なんとか参道入り口に辿り着くと、なにやら「トントン・・」という連続音が聞こえる。そう、ここ川崎大師参道は、あの金太郎飴様の長細い飴を包丁で細かく切り落とすパフォーマンスが売りのお店がひしめく、ディープな珍スポだったのです。さらに、この切断音を発する飴屋が参道両側にひしめいているため、現場はもう勝手きままなトントン拍子のめくるめくカオス世界(実際にこの音は飴キリ音ではなく、職人が暇な時間に行うパフォーマンスなのであるが・・)。さらに、追い打ちを掛けるように、売り子のお姉ちゃんたちの気迫!これはもう一種のトランス状態に達している。更に進むと、店内ダルマだらけで赤一色のお店があった、と思うと黄色のダルマをメインに商売している店もあり、うーん、凄いシュール。

その中でもかなりの老舗なのであろう松屋さん。ふと見ると二体の飴キリマネキンが一生懸命まな板を叩いている。メインの参道からはずれた売店でもマネキンが、包丁をスティック代わりにまな板を叩いていた。デフレの波がここ川崎大師にもやって来て経費削減のため、産業用ロボットを使っているのだろうか・・。

折角10年に一度のご開帳とあれば、ご本尊様を拝んでみようと思えば、参拝列の最後尾が全くどこだか分からないほど彼方にある。うーむ、これならご開帳じゃない時期に扉越しに拝ませてもらいますよ、とスゴスゴ退散して参りました。恐るべし弘法大師の威力!そうそう、本堂裏手にあるアラビア王宮風の信徒会館?は必見です。仏舎利塔をイメージしているのかもしれませんが、どう見ても中近東の王様が住んでいる宮殿にしかみえません。

写真:
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リンク等:
川崎大師公式ページ:このページも懲りすぎ!いろいろな技を駆使するのも良いけどノーマルなhtmlバージョンも用意して欲しい!
川崎大師タウンネット:本家よりシンプルで好感が持てます。

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