18-1:広島県 比和町立自然科学博物館〜モグラ博物館〜

所在地:広島県比婆郡比和町大字比和1119-1

取材時期:2004年4月

ジャンル:展示系

珍スポ度: ☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:
瀬戸内から山陰側に抜けるにあたり、珍な取材対象がないかと探していたら、こちら「モグラの博物館」を見つけました。これは是非立ち寄らねば・・、ということで比和町は町立自然科学博物館へ行って来ました。中国自動車道を庄原で降り、R432を北上。しばらく山中を走ると比和町役場および町立自然科学博物館の看板が。そこで役場駐車場へバイクを向けるも、「自然科学博物館」の標識は無い。あれ?と思ってその辺を歩いていた役場の職員さんらしき人物に聞くと、どうやら「小学校」と書いてある奥がそれらしい。バイクを置き、早速ドアの内部へ。すると受付があり300円を払うとホールの向かい側の扉まで案内された。そこに「自然科学博物館」とあるので、ここなのでしょう、ちょっと予想と違ったのでビックリ。

入ってみると中国山地に住む動物の剥製や草花などが展示されている。あれ〜?モグラは?と思ってパネルの裏側に行くと、居ましたモグラ君。まずは日本に住むモグラの種類とその標本です。突然変異のアルビノ種などもあり結構めずらしい。日本にはミズモグラ・モグラ属・ヒミズモグラの3種に分けられ、さらに数種の亜種に分けられるようだ。各モグラの特徴や棲息地域を示すパネル展示が続く。さらに世界のモグラの紹介パネル。なんだ、パネルだけ?生きたモグラはいないの?残念ながら、この博物館には生きたモグラはいませんでした。剥製を見る限り、モグラってネズミに近いですね、大きさと言い体毛の感じと言い。

動物の剥製標本の数は半端でない。なんでも比和町出身の故湯川仁氏がこのコレクションの基礎を造ったのだそうだ。また、鳥類剥製の作製教室を小学生を対象に行っているそうである。こういった地味な活動は地元の博物館としては重要になるのでしょう。でも、「モグラ博物館」を名乗るのであれば、もう少し工夫が必要であると感じました。

補)臨時展示されていた比和町の自然を写した写真展には驚いた、町民皆さんの写真の腕に。

写真:
    

リンク等:

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