17-9:愛媛県 新居浜市 マイントピア別子

所在地:愛媛県 新居浜市 立川町 707-3

取材時期:2004年4月

ジャンル:展示系

珍スポ度: ☆(☆五個が最高得点)

コメント:
今年の黄金週間は徳島から四国入りして、しまなみ海道を抜け、福山より中国山地越えで山陰ツーリングを企画しました。その第一弾として新居浜は旧別子銅山跡を取材してきました。松山自動車道を新居浜で降り、市街に向かうと誘導標識あり。それに従い山方面へ南下すること約15分。渓谷の橋を渡ったところに立派な観光施設が・・。そう、ここが噂のマイントピア別子なのだ。

別子銅山は約1700年から1975年の閉山まで、一貫して住友グループの基盤鉱山として重要な位置を占め、銅を採掘し続けたという世界にも類をみない銅山なのです。で、その鉱山跡地に昔の採掘風景をマネキンジオラマで再現してしまうパフォーマンスが観られるという話なので、早速取材開始。受付で入場料1200円(ちょっと高いがいつものJAF割引きで950円くらいになった)を払い館内へ。最初の建物は無料ゾーンで土産物屋や食事どころなどがある。そこにも鉱石の標本などがあり、金が埋まっている岩などが見学できるようになっている。が、問題はそこから先の有料ゾーン。入場券を握りしめ、鉱山鉄道レプリカ「別子一号」に乗り込む。録音汽笛とともに発車!実際に使用されていたというトンネルや鉄橋を抜け、ものの数分で坑道入り口へ。ん?これだけ?と、ちょっと拍子抜け。あとは徒歩で坑内巡りだ。

「歓喜抗」という穴から始まる坑道巡りは、何だか良からぬ想像を掻き立てるが、特にそういった展示はありませんので悪しからず。入り口には「まむし注意」の看板もある。注意っていったって、どうすれば良いのか・・?では、坑内へ。いましたね〜、等身大マネキンでの展示もあれば、ミニチュアでの水汲み上げジオラマありで結構楽しめる。湧水汲み上げパフォーマンスは後の体験コーナーで試せるので、是非トライしてみて!凄い力がいる作業のようだ。昔の人は偉かったんだなぁ。坑道中央には映写コーナーなどもあり勉強になる。なんでも、ここが「ワープゲート」と呼ばれる場所らしく、昔の採掘風景から未来の地下利用へと入場者を誘う場所らしい。で、さらに進んでみると・・。真っ暗のなかによく見ると光ファイバー様のものが点滅しており、円形ドームが幾つか存在するジオラマがある。「未来の宇宙鉱山」という大仰なコンセプトで造られた展示にしては、しょぼ〜い雰囲気。大分前に造って、そのままにしてあるのですね。この空間だけ珍度かなりアップしております。

さて、お次は例の体験コーナー、湧水くみ上げや滑車の威力などが体験できます。これを過ぎると出口に辿り着き、そのまま元来た坑道入り口方面に出てきます。うーん、これで1200円は高いなぁ、というのが素直な感想。宇宙鉱山は楽しめたけど・・。再度入場しようとはあまり思えませんね。でも駐車場はかなりの車が入っており、皆さん温泉に浸かりにやって来ているのでした。温泉には入っていませんが、パンフからだと健康ランドなみの設備が整っているように見えます。もう一回来るとしたら、こっちかな。

そうそう、砂金取りもできますよ。しかし、なんで銅山で砂金取りかなぁ?

写真:
   

 

リンク等:公式ページ

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