17-8:東京都 目黒寄生虫館
所在地:東京都目黒区下目黒4-4-1
取材時期:2004年4月
ジャンル:展示系
珍スポ度: ☆☆☆(☆五個が最高得点)
コメント:珍スポ呼んで良いのかわかりませんが、非常に有名な資料館です。「世界で唯一」と誇らしげに宣伝しているので、どんなところか取材に行って来ました。JR目黒駅から歩くこと15分くらい。一応案内板が出ていますのが大鳥神社を目指して進むとよいでしょう。到着してみると、なんだか普通のビルみたいでちょっとがっかり。外観も長細かったりしたら楽しいですね。
早速取材開始。入館してみるとなんと無料で入れます。なんでも皆さんからの寄付で館を維持しているのだそうで、寄付金箱に一銭も入れてこなかった自分がちょっと恥ずかしい・・・。で、入り口直ぐ横にあった銅板レリーフに寄生虫館創始者の亀谷氏への感謝の言葉が書かれていた。医学博士でもある亀谷了(かめがい さとる)名誉館長は目黒区民の健康増進や地域医療に貢献し、寄生虫研究にも尽力された、ということで名誉区民の称号を与えられていたのだ。すでに2002年に亡くなられているが、その功績はこの目黒寄生虫館の入館者の数が物語っているのではないか。
と、前振りはこのくらいにして、展示です。うーん、大抵の寄生虫は小さいガラス瓶の中に5%ホルマリン漬けになって展示されています。背後に青のビロード布を配してあるのでとても見やすい展示です。寄生虫には色が無いのですね、ほとんどの虫が真っ白です。光の届かない内臓を生活場所にしているためでしょう。いろいろな寄生虫がいますが、ここでいちいち挙げても、他のウェブサイトで十分紹介されていますので、割愛させていただきます。
やはり一番の見所は8.8mのサナダムシ(ヒト大腸に棲息)の標本ですね。本当になっが〜いっです。こんなのが腸にいるんですね。主としてマスの生食で感染するそうです。こいつは必見!売店コーナーも充実しており、アニサキスキーホルダーなどが良く売れていると聞きます。立体感のあるサナダムシTシャツなんかもありましたね〜。ちょっと趣味悪い!
デートスポットとしても有名で、事実たくさんのアベック(死語)がきゃーきゃー言いながらみてましたよ。じっくり観察する女性も多かったなぁ。一度は訪れてみて悪くないスポットです。でも見学直後に寿司などはあまり食べたくないですね。
写真:
リンク等:公式ではないが公認ページ