17-6:静岡県 下田城美術館

所在地:静岡県下田市中828

取材時期:2004年4月

ジャンル:展示系

珍スポ度: ☆☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:前から気になっていた伊豆は下田城。今回の伊豆半島取材のメインは下田城にしてみました。先ほどのアンディランドより下田城へ直行。と、行きたい所ですが、まずは駅前に寄りペナント調査。しかし絶滅でした。ある土産物屋のおばちゃんより「あの下田城の売店ならあるかもね」との情報を仕入れ、取材とペナントゲット両方が出来るかも!と期待し下田城へ向かう。

下田駅から山側に向かうこと数分で到着。立派なお城と門がお出迎え。そこに何やら怪しげな看板が・・。下田城城主にして四谷にある宇宙村村長である景山氏のイラストが描いてある看板には「驚異の隕石パワー発見」などのキャッチコピーが。また景山氏からはモヤモヤした霊気が発散されている。うーん、入館する前から凄いパワーだ。管理をまかされている叔母ちゃんと、その孫が元気に遊んでいる。

入館料980円を払い、早速取材開始。受付を抜けると天守閣前の広場にピラミッド状の置物があり、そこには「下田城にある隕石・・」などと解説が書いてある。この広場ではUFOを呼び寄せる儀式なども執り行われるそうだ。では城内に入ってみよう。順路は地下からとなっている。残念ながら城内全館撮影禁止となっておりますので、画像はありません。階段を降りるといきなり隕石神社の様な神殿がある。赤絨毯(土足禁止)の上を進み景山氏のパワーの源となっている巨大石鉄隕石を拝ませていただいた。

このほか実際にお触りできる隕石などもあり、宇宙小僧にはたまらない場所となっている。また、仏像やら置物やらの骨董品がずらり。景山氏があのユリ・ゲラー(若い人は知らないだろうな、スプーン曲げの大家である)と一緒に写っている写真も飾ってある。その中に1995年2月26日付け伊豆新聞朝刊第一面がパネル展示されていた。それによると、この下田城は昭和40年春に、きちんとした観光施設として森下観光という会社が建設し、下田の観光名所として「唐人お吉」の紹介をしていた。その後、(株)フジタの手に渡り、そこでの経営も危うくなったところを景山氏が買い取ったようだ。そして95年2月28日より新装オープンし、国際宇宙協会の下田美術館としてスタートしたのだ。その後の活動は別冊宝島334「トンデモさんの大逆襲」で海老名ベテルギウス則雄氏のレポートに詳しい。残念ながら今回は宇宙協会のおばさま達による隕石しゃもじパフォーマンスは拝見できなかった。うーむ、残念。

さて一階に戻り、順路通りに進むと、「お吉」の生涯を堪能できるマネキンジオラマが楽しい。悲しい物語が順を追って理解出来るように工夫されている。押しボタンを押すと解説がスピーカーから流れてくるが、後半の場面では、その装置が壊れているのもご愛敬。最上階では鎧甲なども展示されている。展示品は全て貸し出し可能でだそうで、値段さえ折り合えば購入もできるそうだ。

妙な演歌調の音楽が館内中に響き渡る下田城。宇宙に興味のある方、および唐人お吉の生涯を理解したい人には打って付けの珍スポである。残念ながらペナントはありませんでした。

写真:
 

 

リンク等:

宇宙村公式ページ
イシクラさんの村長との接近遭遇レポート

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