17-5:静岡県 伊豆高原 アンディランド亀族館内「三界の美術館」

所在地:静岡県賀茂郡河津町菖蒲沢

取材時期:2004年4月

ジャンル:お祈り系

珍スポ度: ☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:カメです。亀を専門に扱った水族館って他にあるのでしょうか?ちょっと調査した限りではこのアンディランド亀族館の他には見あたりません。そういった意味でかなり珍度が高いと言えましょう。亀族館(きぞくかん)などとスノッブなネーミングのくせに、亀に乗った七福神巡りやカメレース、おまけに丹波哲朗プロデュースの霊界ワールドまであると聞いちゃ、行かない訳には行かないでしょう。

入館料950円(JAF割引で確か800円だったような)を払い早速取材開始。ニカは特にカメに思い入れはありませんが、さすがカメ専門を謳うだけのことはあり、もの凄い種類のカメが飼育されています。この水族館で初めて人工孵化に成功した種類も結構あるらしく、その筋の人たちにはたまらない場所となっているようです。まあ、カメ達ののんびりした動作を観ていると、折角伊豆半島取材に来たのだからと、あくせく取材に走り回るのもいかがな物か?と思ったりもしました。が、本題は「三界の美術館」です。

本館のカメ展示施設を抜けると中庭には、カメレース場と例の七福神巡りが準備されています。残念ながらカメレースは時間が無く参加出来ませんでしたが、七福神巡りはしっかり行って参りました。みんなカメに乗っかっているので、なんだか不思議な感じです。

出口付近にひっそりと佇んでいるのが「三界の美術館」。入り口に閻魔大王がデンといるので、ちっともひっそりではありませんが・・。さて、ここに入るにはさらに入場料が必要です。以前は一つの界に入るたびに200円づつ徴収されていたようですが、100円で全て観れるようになっております。で、早速100円を投入し取材開始!

入るとすぐに広場になっており、左から「地獄界」「極楽界」「霊界」となっております。よくお寺などで地獄巡りをすると「地獄」と「極楽」の絵が並べられていたりするのですが、そこは流石・丹波ワールド。さらに「霊界」までプラスするとは・・。で、いったいどう違うんだい、とまず「地獄界」より見学。良くあるパターンです、この罪にはこの地獄、といった地獄絵図が屏風に描かれている。どうも絵としてはヘタウマの域を出ていないような感じですね。解説が少し面白い。地獄界での1日は人間界の何十年分にもあたり、罪により何万年(地獄界計算で)も地獄界を抜けられないのだそうです。恐ろしいですね。
次の「極楽界」も同じ作者による屏風絵。こちらもまあ良くある天国はこんな感じですかねぇ〜風の表現です。作者の名前は残念ながら失念してしまいましたが、なんでも舞台等の裏方さんで大道具などへの絵付けをしていたように記憶しております。

さて最後は問題の「霊界」です。ここは丹波さんと仕事をするウチに自分でも幽体離脱の術をマスターし、夜な夜な霊界をさまよい歩いてその場面を記憶し、それをエアブラシで描いて行くという、もの凄い画家である近藤薫画伯の作品が並べられております。うーん、霊界とはこんな所かぁ!入場が18禁になっているのは、なるほどこれか!と、感心せざるを得ない作品。独特ですね。是非皆さんも霊界をご堪能くださいませ。

写真:
 

 

リンク等:
アンディランド公式ページ
近藤薫氏

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