17-10:広島県 福山自動車時計博物館

所在地:広島県福山市北吉津町3-1-22

取材時期:2004年4月

ジャンル:展示系

珍スポ度: ☆☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:
ここは凄いです。「のれる・みれる・さわれる・写真撮れる」を基本コンセプトに、能宗館長の蒐集したお宝が所狭しと並べられております。まずは場所ですが、広島県は福山市、駅北側の福山城をさらに北にいった住宅街の中にそれはあります。一応誘導標識が出ておりますので、その通りに走りますと道の両側に消防自動車やら、雪上車やら飛行機などが置いてある場所に出ますので直ぐにわかります。バイクを駐車場につっこみ、取材開始。

入館すると、まずお姉さんが券売機の前で説明してくださる。ここでもJAF割引が通用し、確か900円のところが700円になったような・・。チケットを購入し、館内へ。ここでもお姉さんの解説をしっかりチェック。噂通り、クラシックカー・バイクなどには乗り放題、写真撮り放題です、との説明をうけると嬉しくなってしまう。早速昭和10年製のダットサンなどに乗り込み記念撮影。他の博物館では絶対にできないだろうなぁ〜などと思いつつ、ステアリング回したりクラッチを切ったりしてみる。古い日本車はアクセルとブレーキが今の車と反対なんですよ、などと件のお姉さん。本当だ!クラシックカーの乗り心地も日本車とアメ車で大きく違う。所々置いてある蝋人形も、なんか唐突でよろし。ナンバープレートが付いているクラシックカーもあり、聞いてみるとやはり公道を走れるのだそうだ(ただし最高速度が20 km/hour程度なので、パレードの時くらいしか危なくて走行できないらしい)。

さらに進むと、あの陸王があるではないか。当然、これにも跨って記念撮影。うーん、凄すぎ。時計のコレクションは、このときは気づかなかった(車に気を取られていた)が、帰宅してウェブ上の公式ページを観ていると、こちらも貴重なコレクション目白押しだったようだ。その他、本来のクラシックカーの仲間入りにはちょっと早いスバル360やミゼットなどが展示されているコーナーも興味深い。こちらは全て乗り込めるようになっているワケではないが、一部の車両はOKだ。これっ、と思った車に是非乗ってみよう!当時の日本車がいかに小さかったかが体験できる。

館長の能宗氏は、福山で不動産業および家具類製造販売を手がけている実業家である。米国留学時に「なんで日本の貴重な和時計が、日本でなくアメリカのスミソニアンにあるんだ?」という思いから、この博物館を造ってしまったという人物。うーん、この気持ちわかる気がする。さらにがんばって日本のスミソニアンになって欲しい。

写真:
   

 

リンク等

公式ページ:とても内容が充実していて、こちらを訪れただけで勉強になる。
なかひろ時計店さんのページ:かなり詳しく内部を紹介しています。

取材記録17に戻る |  にかのページメイン | ニカ家のページへ