16-9:東京都 東京水産大学 水産資料館

所在地:東京都港区港南4-5-7

取材時期:2004年2月

ジャンル:展示系

珍スポ度: ☆☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:本当は築地の「お魚普及センター」に行きたかったのですが、平日の博物館巡りも時間が押して参りまして、最後の博物館として東京水産大学の水産資料館を選ばせていただきました。一路資料館を目指し、品川駅に降り立ったのが午後4時。閉館は大学の付属施設ということで午後5時。急がねば!と海岸方面へ小走りで移動。途中にまるちゃん(東洋水産)のデカイ看板があるのも御当地ならではといったところか。橋を渡るとそこは直ぐに水産大キャンパス、と思いきや、東京水産大学は東京商船大学と合併して「東京海洋大学」となっていたのだ。別に名前が変わっただけで、もちろん水産資料館は存在しますので安心を。のんきにビックリしている場合ではない、時間が無いのだ。正門横の守衛室に駆け込み、資料館の位置を教えてもらうと意外に直ぐそばであった。

早速入館しようとすると「閉館中」の立て札が・・。あれ、まだ4時30分じゃないか、と憤慨し入り口のドアを開けて入っていった。すると奥から若い兄ちゃんが現れ「今模様替えの最中で散らかってますが、観ますか?」と。おそらく院生か技官の方と思われますが、ここまで来て観ずに引き返すわけにも行かず「お願いします」とニカ。「じゃぁ、二階の電気点けてきます、6時までは確実に残ってますのでゆっくり観てくださって結構ですよ」と院生君、なんと有り難いお言葉!では、お言葉に甘えてじっくり取材させてもらいましょう。ただし写真はだめです、と釘をさされてしまった。無断で雑誌に掲載されて困っているらしい。ですので写真は無理をいってお願いした二階展示室全景一枚のみです。

さて、一階ロビーには練習船の模型等が並べられている。その他には鯨の骨格標本も・・。メインの展示は二階であり、そこには水産大学らしく食べられる魚たちの標本が数多く並べられている。イワナ・ニジマスから伊勢エビ・マグロまで、ものすごい数の標本群である。中でも昆布と鰹節の標本はここでしか観られない貴重なものではないか?また、貝類はお名前を失念しましたが元学長である方が退官されてから個人的に蒐集されたコレクションを寄贈されたもののようで、これまた膨大な数であります。そうそう立派なウミガメもいましたね、その上の壁に歴代学長の肖像画がずらっと並べられていて、なんだか彼らも水産標本の一部なのかな、などと不謹慎な想像をしてしまうのです。なんだかんだで、結局1時間近くも標本室をさまよってしまいました。ありがとう、院生君!学祭の時は資料館も盛り上がるらしいので、是非いってみたいですよ〜。

写真:
  

 

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