16-8:東京都 袋物参考館

所在地:東京都台東区浅草橋2−4−1

取材時期:2004年2月

ジャンル:展示系

珍スポ度: ☆☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:墨田の小さな博物館シリーズの取材をひとまず終え、前から気になっていた浅草の「袋物参考館」へ移動。こちらはHigh Campのヒライシさんから教えていただいたので、平日のみの開館ということもあり取材してきました。株式会社プリンセストラヤの本社ビルにあるということで、まずは1F受付へ。受付嬢に「あの〜袋物参考館、観たいのですが・・・」と言うと、しばし沈黙。「事前のご連絡はいただいておりますでしょうか?」と受付嬢。あれ〜っ?予約がいるんだっけ!と、今回の取材ネタ本「ぶらり 東京の博物館めぐり」を開くと、確かに要予約とある。しまったぁ、と思っていると横にいたお兄さんが「ちょうど良かった、いつもなら予約をもらって案内するのだけど、偶然私がここにいるから、案内できるよ」。そう偶然にも館長?(広報)の河島さんが受付にいたのだ。お礼を言って、早速案内していただく。当然他に入館者もおらず、サシで解説をしていただいた。

日本におけるバッグの始まりから、時代によって変化するバッグの流行、バブル期の品質低下に至るまで、興味深いお話を聞かせていただきました。皮のバッグは基本的に全て手作業で作らねばならないそうで、機械化出来るところはあまりないのだそうだ。そうなると日本国内で生産するにはあまりにコスト高になってしまうので、海外(アジア)で作らねばならないのは当然だ。

また、収集品の中には用途のわからない「袋」があったり、南米で何十年も前に宗教儀式に使われたと思われる「袋」があったりと蒐集の幅も広い。館長自らも海外に蒐集目的で出かけることもあるそうだ。また、その手のお宝ハンターの友人知人から提供された「袋」も数多いとの事。うーん、マニアック!鰐皮バッグやアルマジロバッグも見せていただけますので、「袋もの」フェチでなくとも十分に楽しめる場所だと思います。是非予約を入れて訪れてみてください。
館内は当然撮影禁止でしたが、機械式カメラオタクの館長が、ニカの首からぶら下げているキャノンF1を見て、一枚だけなら、と撮影を許可してくださいました。ありがとうございます。

写真:
 

 

リンク等:公式ページ

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