15-2:兵庫県 淡路島 豊清山 平和観音寺(再訪)

所在地::兵庫県津名郡東浦町釜口

取材時期:2003年12月

ジャンル:おいのり系

珍スポ度: ☆☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:また来ちゃいました、淡路は平和観音寺。前回は早朝に着いてしまった関係で、内部の取材ができませんでしたので、今回はじっくり取材させていただきました。早速、赤門より入山。車に乗ったまま拝観券800円を購入し、ずず、ずぃっと観音足下へ。なぜか自由の女神像やSLがさりげなく展示されてるあたり、「珍」度が急激にアップして行きます。SLの正面にロドスタを停め、取材開始!

まずは一階の仏像が並ぶ間へ。エレベータホール裏側の一番奥にご本尊様がいらっしゃったので、早速お参り。この手の大観音にはありがちな、居ながらにしてできる四国霊場八十八カ所巡りや七福神などがやっぱりある。この階の階段ホールには稲荷さん?や夫婦和合の接吻の像などがあり、気が抜けない。さて、次はエレベータで最上階の展望室へ。観音様の首に巻き付く鞭打ち症パッド部分に出られるようになっていて、神戸まで見渡せそうな勢いです。さぶ〜っかったので、すぐに退散し、6階の民族博物館へ。展示ホールに入ると、異様な雰囲気!広ーい畳の間に鎧甲が勢揃いしている。その手のファンにはたまらないコレクションでしょうが・・。下の階は古時計コレクション。これを時計博物館と呼ぶにはちょっと抵抗があります。ただショーケースに古い柱時計が並べられているだけです。もう少し解説があってもよいでしょう。その下は休憩所兼売店、のはずだが全ての店が営業していない。一人展望喫茶でぼんやりしていても、ちっとも心が安まらないので、さっさと下も取材してしまおう。確か次の階は陶磁器が展示してあった気がするがほとんど記憶にないのでコメント不可。その下は、近代絵画の展示。ピカソのデッサン類が主展示品。その他、ミロの連作にはちょっとびっくり。なかなかおもしろいシリーズ物だなぁ、と感心したのだ(連作のタイトルを失念してしまった!)。この階を見に来るのでも800円の価値はありそう。残念ながら、ルノアールは発見できず。

さて、一階に戻ってきたが、地下にもお宝が眠っているらしいので、階段で下へ。そこは、なんとクラシックカーを展示した交通博物館だったのだ。クラシック・カーと呼ぶにはかなり微妙な年代の車がゾロゾロ。なんでも、大坪家というところから寄付された車がコレクションの中核をなしているようである。これで一通り取材終了。予想通り完璧な珍スポでした。これで、解説付きのツアーでもやってくれたら完璧なのに・・・。ということで☆四つ。通常、大観音内部は完全に仏教一色に染めてしまう場合が多い中、建立者・奥内氏の趣味の世界を展開してしまうあたりが平和観音の独自性を際だたせていると言えよう。

写真:

 

庭に置かれている羅漢達も皆、味があってよろし。

リンク等:公式ページ

旧取材ページ:名前を「平和大観音寺」と間違えている

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