14-5:茨城県 潮来 超欠陥輸入住宅 解体前の特別展示

所在地:茨城県潮来市州崎797

取材時期:2003年9月

ジャンル:展示系

珍スポ度: ☆☆☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:鹿島神宮へのペナント棲息調査に向かう途中、国道51号線を走行中に発見!その日は夕方近かったので、別な日に再訪してみました。入り口前にペケジェイをとめ、入り口まで。まず周りを一周しろ!との説明書きの通り、家の周りを一週する。外観はメリケンな輸入住宅であるが、あちこちに「→ここが朽ちかかっている」とか「←見て!まもなく床がおちます」等の強烈な表示。珍スポ度急激に上昇しております。

さて、内部に入ろうとすると入り口に「入館料一人1000円(一家族様) 解説者付き3000円 こんなチャンスは他には見られません。貴方だけです。建築家、大工師、勤勉な方無料(日本住建)」とある。うーむ、千円かぁ、どうしようかなと一瞬悩んで、ドアを開けました。すると別棟の方で何やらブザーがなって、侵入者ありの警報を鳴らしたようです。が、誰も来ません。仕方がないので、勝手に見て回ることにしました。まずは玄関、ではなくいきなりリビングルーム。うーむ、メリケンです。しかーし、そのリビングに不気味な鉄骨で造られたドーム様の物が・・。しかもそこから吊り下げられた介護用ベッド。このドームと欠陥住宅に何の関係があるのだろう?壁にチラシが貼ってある。「震災からあなたを守る ホームシェルター」だって!後ほど判明するのだが、この欠陥住宅を掴まされた人が、この隣で鉄工所を経営する荒野さんという方だったのだ。で、荒野氏の発明品であるシェルターが展示されていた、という訳でした。

さて、次の間に行くとやっと欠陥住宅の解説パネルが・・。結局、日本の風土に会わない輸入住宅を、何の手も加えずにそのまま建てて住居として仕えるハズがない事が蕩々と書かれていて興味深い。夏場のエアコン電気代、月8万円だって!と、驚いていたら、玄関のドアが開く音が・・。「1000円頂きますよ」、といきなり。やっぱタダ見は無理じゃったか、と思いつつ1000円を払う。しばしオッチャンとお話をし、ここの欠陥住宅を掴まされた経緯などを教えてもらった。最初はモデルハウスとして土地を提供しただけだったのだが、展示が終了し結局買い取ることに。お金を払ったら業者はドロン。住もうとして移ってきたらとても人が住める代物ではなかった、というのが経緯らしい。こちらも、相当痛んでいるので、そのうち本当に解体されてしまうかもしれません。興味のあるかたはお早めに・・。

写真:

  

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