13-8:埼玉県 秩父市 秩父美術館

所在地:埼玉県秩父市永田町7-1

取材時期:2003年8月

ジャンル:アート系

珍スポ度: ☆☆(☆五個が最高得点)

コメント:

ミニチュア古民家ワールド「哀愁のふるさと館」駐車場隣に、古ぼけた看板が立っていました。その名も「秩父美術館・併設 佛教資料館」。これはググッと来る、と感じ、訪ねてみることにしました。看板に書かれているとおり、「聖地公園入り口」交差点を右折。しばらく直進すると、ありました。外観は結構立派な建物。バイクを秩父美術館ギャラリーの前に停め、いざ取材開始。

まずは秩父美術館本体から。本館は一階が秩父美術館、二階が佛教資料館になっているようだ。受付のおばちゃんに入館料500円を支払うと、おばちゃん「二階から観てね」、と言い残し、自分も二階へ駆け上がる。そう、本日第一号の客が、ニカであったため、おばちゃん慌てて灯りとエアコンを稼働させに行ったのだ。

さて、階段を上がるといきなりガルーダ様の置物。この他にもアジアン・テイスト満載の仏像など多数展示されています。中には秘仏も・・。ニカが一番気になったのは、チベットでは国宝級とも言われるミサイル型の杖(何という名前のお宝なのか、控えてくるのをすっかり忘れました)ですね。また行ったときにチェックしてきます。なにやら武器のようでもあり、非常にイカツイ形でよろしい。その他は経典やら仏具なども展示されておりました。一階は焼き物がメインで、主として古伊万里です。ニカには理解不能のサラやらツボやらが目白押し。「や〜、いい仕事してますね〜」の世界です。その筋のヒトにはたまらんのでしょう。これで終わりかと思いきや、まだまだありました。土間様のところに古い農具や民具がいっぱい。何故か御輿も二台あり、ちょっとハテナ?不思議な空間です。

出口より外へ。で、また受付にもどり、預けた荷物を受け取るついでに、おばちゃんに聞いてみると、ここは個人の収集家が集めた美術品を展示しているとのこと。後で判明するのだが、西勝蔵さんという方の個人美術館だったのです。他にギャラリーもあるということでしたので、そちらにもお邪魔させていただきました。こちらは主として掛け軸の展示即売会場です。ぶら下げてある物だけでも数百はあろうかという膨大な数。しかも全てに値札ありですので、掛け軸欲しいなぁ、と思っている方は是非見に行ってみると良いですよ。このギャラリーの出口付近に、秩父市長からの感謝状があり、館長は西さんであることが分かりました。

最後は休憩所兼骨董掘り出し長屋です。入ってみると手前に休憩スペース、奥に倉庫のような骨董品陳列所があり、おじいちゃんがお茶を、おっちゃんが骨董品を物色しておりました。「あんたも、茶飲んで行きー」とおじいさんのありがたいお言葉に甘え、のんびりとしてしまいました。旅行の話、健康の話、バイクの事などいろいろ盛り上がったところで、お別れしました。で、このおじいちゃんが館長の西氏だったんだろうな、と帰って来てから気づいたのでした。骨董品に目のない方は一日いても飽きない場所かもしれません。

写真:

  

リンク等:

公式ページ:クーポン券もあります。

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