小児において、医学的な意味の救急患者は比較的少なく、軽症例がほとんどであるといわれています。
 しかし、小児疾患の多くは急性疾患で、疾患によっては急激に悪化することがあり、重症の子どもが一刻を争う状態で医療機関を受診することもしばしばみられます。
 我々小児科医は一般外来診療から時間外診療まで、さまざまな形で小児救急医療に携わっています。

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  • 発熱について

夜間急患診療所一覧

医療機関名称 所在地
電話番号 診療日 診療時間 診療科
村上市
休日急患診療所
 村上市若葉町10−7
0254-52-4666 日曜祝祭日 AM 09:00〜11:30 内科
小児科
PM 13:00〜15:30
新発田地区休日土曜
夜間救急診療所
 新発田市本町4-16-83(健康開発センター内)
0254-23-8350 日曜祝祭日、8/14.15、12/31、1/2.3 AM 09:00〜11:30 内科
小児科
外科
PM13:30〜16:30
PM18:30〜21:00
土曜夜(8/14を除く) PM18:30〜21:00
中条地区
休日診療所
 北蒲原郡中条町西栄町5−3
0254-43-3700 日曜祝祭日、8/15、1/2.3 AM 09:00〜11:30 内科
小児科
PM 13:30〜16:30
新潟市医師会
急患診療センター
 新潟市白山浦2−180−5
025-228-2822 平日 午後7時〜翌午前7時 内科
小児科
土曜日 午後2時〜翌午前7時
日曜日 午前9時〜翌午前7時
お盆(8/13〜16)、
正月(12/31〜1/3)
午前9時〜翌午前7時
(受付は午前6時30分まで)
県央四医師会
夜間応急診療所
 三条市南新保6−43(三条市医師会館) 平成15年4月1日より新設
0256-32-2209 年中無休 PM 19:30〜21:30 内科
小児科
西蒲原地区
休日夜間急患診療所
 西蒲原郡巻町大字巻甲4363番地
0256-72-5499 平日は夜間のみ AM 09:00〜18:00 内科
小児科
PM 19:00〜22:00
長岡
休日急患診療所
 長岡市西千手2−5−1
0258-35-8255 日曜祝祭日、5月連休
大晦日、1/2.3
AM 09:00〜11:30 内科
小児科
外科
PM 13:00〜17:30
大晦日(13:00〜17:00)
南魚沼郡
休日救急診療所
 南魚沼郡六日町大字六日町185-1(保健センター内)
0257-73-6688 日曜祝祭日
年末年始は在宅当番医制
AM 09:00〜12:00 内科
小児科
外科
PM 13:00〜16:00
柏崎内科小児科
休日急患診療所
 柏崎市栄町18−3
0257-23-1463 日曜祝祭日
1/2.3、8/15
AM 09:00〜11:30 内科
小児科
PM 13:00〜16:00
新井
休日急患診療所
 新井市上町9−1
0255-72-9413 日曜祝祭日、8/15 AM 09:00〜11:00 内科
小児科
PM 13:00〜15:30
上越
休日急患診療所
 上越市新光町1丁目8−11
0255-22-0099 日曜祝祭日
(休憩時間あり)
内科・小児科 9:00〜20:30 内科
小児科
外科
外科 9:00〜16:00
佐和田町
休日急患センター
 佐渡郡佐和田町河原田本町394
0259-57-3710 日曜祝祭日
年末年始(12/31〜1/3)
AM 09:00〜12:00 内科
小児
PM 13:30〜16:00
(新潟県夜間急患センター.新潟県のホームページより)

『こんなときどうする』

発熱について

 子供はよく熱を出します。しかも突然に。夕方から夜にかけて熱を出すことも多く、親御さんたちにとっては心配が倍増です。「大変だ、すぐにかかりつけの小児科に連絡をしなくては。」でもちょっと待って、子供の様子をよく観察してみましょう。

観察のポイン
 1) 発熱だけではなく、他の症状はありませんか?咳をしたり、のどが痛かったりしませんか?
 2) 元気はどうですか?遊んだりできますか?
 3) 食欲はどうですか?

 発熱といってもいろいろな原因で起こります。もっとも多いのが感冒によるもので、他も何らかの感染症(ばい菌など)によるものがほとんどです。重要なことは緊急性の有無ですが、ちょっとしたことで判断可能な場合が多いようです。

判断のポイント
 1. 活気もまずまずあり、自分で動ける、普通に話せる。こういった場合は少し様子を見てもいいかもしれません。食欲がある場合も同様です。
 2. 「40℃もある、大変だ。」ちょっと待って。子供は熱に強いことが多いです。熱が高いからすぐさま重症とは限りません。どんなに熱が高くても、熱だけであれば脳に傷害が出ることはまずありません。
 3. ぐったりして動かない、呼んでも返事がない、吐いて吐いて止まらない、ひきつけが止まらない、など。→こんな時は要注意。救急車を呼ぶなどの迅速な対応が必要です。

 さて、一般的な熱に対する対処法をお教えしましょう。大事なことは”快適に”。少しでも楽そうにしてあげることは、だいたい間違いにはなりません。

発熱時の対処法
 1) 冷やす  まず大事なことですが、熱の上がりかけでふるえているときに冷やしてはいけません。熱が上がりきって真っ赤な顔をしているときにはもうオーケー、まず薄着にしてあげましょう。布団蒸しにして汗を出させて早く下げようなんてもってのほかですよ。夏場ならエアコンの使用もよろしいでしょう。直接風を当てたりして冷やしすぎないようにしてください。この他に、脇の下や首筋などに(水でしぼった)タオルや(乾いたタオルで包んだ)氷枕を当てて冷やしたり、おしぼりで体を拭くことで気化熱を利用して熱を飛ばすことも効果的です。
 2) 水分を与える ; お水、湯ざまし、イオン飲料、お茶といろいろありますが、一般的には飲みやすいものなら何でもいいと思います。ただし、重度の脱水や基礎疾患のある人には向かないものもあるので注意してください。吐いた直後には飲ませず、少し休んでからが良いと思います。いずれにしても無理強いはやめましょう。
 3) 安静を保つ ; 熱があっても、遊びたい子供は寝てくれません。無理矢理寝かせなくてもいいと思いますが、静かに遊べるような工夫をしてみましょう。たとえば、(絵)本などの読み聞かせ、なんてどうでしょうか?
 4) 解熱剤 ; 座薬や頓服をかかりつけの先生からいただいている場合は、先生の指示通りに用いましょう。症状をやわらげてくれます。解熱剤は発熱の原因の治療にはなりませんので、頼りすぎないようにしてください。治るまでの体力を温存するためのものと考えましょう。私たち小児科医は、基本的にアスピリンやその他の強い解熱剤(ジクロフェナクNa、メフェナム酸等)を用いません。
 5) 熱冷ましのシート ;  最近人気の熱冷ましのシートは、これ自体に解熱効果はないようです。いやがらなければ用いてもかまわないと思いますが、過信しないようにしましょう。

 いずれにしても、まずあわてずに子供の様子を観察してみましょう。まわりが落ち着くことで子供たちも不安にならないし、より冷静に判断できると思います。


新潟県小児救急の問題点

 新潟県は面積が広く、地域によって救急体制が微妙に異なっており、各地での対応に差があるようです。各地域に住む子供たちがそれぞれ安心して小児救急外来を受診できるような体制を目指し、努力していきたいと思っています。


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