- 私たちは、この日を聖日とする日蓮宗の信徒として御会式へのエネルギーを集中しています。
- さて、日蓮様は、お題目を生み出されて法華経という長いお経を「お題目を唱えれば全部読んだことになるよ」と私たちのような勉強もしていない者達への有り難い集約格言(呪文のような)を作って下さいました。これから勉強してその教えを学ぼうと思いつつも、結局発足以来、会員はあまり解っていません。顧問をされている御前樣は、いつも眉間にしわを寄せながら日蓮様の御生涯や御教えをお話して下さいますが、何故かなんとなくしか解りません。おそらく、毎日の生活に追われる私達にとって、金銭の収入や物の売買が絡まない事柄には執着出来なくなっているという現実主義があるからだと思います。有り難い教えを聞いても、その時は解ってますが…なかなか日常には取り入れることが難しいようです。ただ何かに守られているという不思議はありますが…。
- 宗教は、時として凶暴になったり固執したりと社会的アレルギーを生みだすものですが、御前樣はそれを嫌います。従って私達にお説教をしながらも、最後には必ず「まあ、そのうち解るでしょう」と言われて細かい話を文章にされ手渡される程度で「行動してみてくださいね」と締めておられます。そんな信徒的に言えば情けない状態を脱する方法として完成したのが、この御会式の纏隊です。最初は法華経同様よく解りませんでしたが、繰り返すうち信仰表現が楽しくなり、いつのまにかお寺に足が向き溜まるようになりました。ここのページでは、その御会式の勢いと、行動によって現在の大きな組織となった西身延青年会の核を掲載しています。どうぞ『踊るアホウに見るアホウ』の感触をつかんで下さい。それが、私達に出来る日蓮様へのご恩を表してしるのです。
会長 足立雄二(会員歴14年)
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