妙見堂

 

北辰妙見大菩薩「ほくしんみょうけんだいぼさつ」

 この神様は、鎮宅霊符神と称され、古代中国の道教神として信仰されています。

地球は北極と南極を結んだ線上で自転している為、天上にある北極星が全てを

回転させていると考えられていました。そこで中国では天体の中で最も優れた北

辰星であるとの考えから崇められていたようです。移動する正座を観測すれば天

気が解ることから「農耕の運」「河川氾濫の期」などが予測でき、その好機を祈

ったのでした。日蓮宗では、京都本満寺貫首日乾上人(身延山21世法主)が感

得し、慶長5年に法華経の法力により妙見大菩薩と改め勧請するようになりまし

た。妙見様ご神体は、鎧甲に身を包み険相で睨み、右手に太刀、左手は胸の前で

人差し指と中指を揃え「開運勝利」の印を結んでおられます。星祭りの祭神であ

るため「縁結び」「五穀豊穣」「眼病平癒」などの祈りがささげられています。

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