鬼子母神堂
鬼子母尊神「きしもそんじん」
法華経の第二十六番に十羅刹女(十人の大鬼神女)が説かれています。鬼子母神はその母とされ、
法華経の行者を守護する祈祷本尊です。日蓮宗独特な尊崇があり古くは鎌倉期から外護神として
祀られています。千人とも伝えられる子供を持ちながら、他人の子を次々に盗んでは我が子に食
べさせていた鬼女が、自分の子をお釈迦様に隠され狂った話は有名ですが、利他行(自分の事よ
り他人の幸福を考えよ)とのお釈迦様の教えに帰依し、法華行者守護神となりました。また日蓮
宗大荒行堂の本尊でもあります。この御堂は昭和35年まで守護神永遠堂でありました。
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