浄行堂

 

浄行大菩薩「じょうぎょうだいぼさつ」

 昭和37年6月に鎮座した黒曜石の尊像。一切衆生の善知識と奉られる菩薩で、

古くから宗派を問わず浄水で洗い、浄行様と崇められ祈られてきました。

ここでは、尊像手前にある清水を柄杓ですくい左の肩、右の方、正面頭上から

と三回掛け、備え付け束子で尊像を洗います。

病の者はその箇所を束子で交互にさすりながらお題目を唱え、

快癒を願って祈ると御利益を授かると伝わります。

洗い終え、再度三回清水をかけ心から合掌すれば、浄行様との清らかな寂念

に入るといわれています。

 尊像の天上に祀られた大曼荼羅は第八世佐野日修上人の筆による。

 彫刻は、泰 松男師。 

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