平成18年11月8日

 

山首講演記録

午後1時30分開演

ライオンズクラブ講義

吉井アルカスにて

 

スナップ

 

今から6年前の平成12年に、このクラブで講演をした経緯もあり、

今回は当時景気先行き不透明な時期から、現在の状況を考えての内

容となりました。平成12年は「IT革命」が始まる前でしたので、こ

れからやってくるであろうコンピューター社会についての議題で講

義を受けた方々が、「心」について話して欲しいとの依頼に基づき

新鮮な空気の中で、役職の方のみ集まってお聞きになりました。 

 

穏やかな雰囲気で始まった御前様の講義

 

 

御前様が座っての講演は始めてとのことでした。

 

6年前に比べると皆さんの表情も心なしか穏やかで、

随分白髪の方も増えましたね(笑)と和やかな会場。

 

でも立ち上がって、やっぱりいつもの御前様節!

 

 

真剣に聞き入る社長さん達

 

「心」のテーマは非常に奥が深いですが、昨今のメディアに辛口を述べさせて頂くところ

から進めていきます。こうして講演活動を続けていますと、およそ、その時々の感情の流

れを汲んでお話ししています。それはメディアによって一方通行な情報を入れられた聴衆

の方々の希望でもあるからでしょう。例えば今であれば「いじめ」です。三月前は「靖国」

「国家観」その三月前は「自然災害」「地震の驚異」、その前は…、「耐震偽装」その前は

「ホリエモン」「村上ファンド」などの金融問題、その前は「国際的宗教戦争」などなど、

そしてそれ以前は「少年犯罪」所謂教師に対するイジメでした。とにかく都会から田舎ま

で、走り回って探し出した情報を流行のように伝え、結果を出さず次々へと転換する情報

に、私達が「心」を奪われているんです。皆さん笑いますがそうなんですよ。自分で考え、

自分で情報を得るといった行動ができない社会。これを「建前社会」と私は呼んでいます。

建前はいずれ亡びる運命であることも付記しておきます。今回「心」をテーマとしてますの

で、こう申し上げる訳ですね。心はマインドですね。即ち、マインドコントロールされた社

会が建前を産むのです。外に目を奪われすぎの現代人は、心に問いかける時間を失っている

のです。今の外部から管理される自らをどうやって自分に取り戻すか、リセットを自分です

るか?これが仏教の説く「自灯明」「法灯明」の教えであります。今回はじっくりこれをや

りまして、本音社会を考察しましょう。本音の代表が最近で言えば尊厳死ですね。何故マス

コミが言わなくなったか?そうなんです。本音がいっぱい出てきたんです。叩けなくなった

んです。(中略)…心は絶対に遺伝しません。どんなに化学が進化しても、これは無理でな

んです。犯罪者の子は犯罪者にはなりません。それを結論として、講義を終わります。  

どうぞ、心で勝負して、しっかり儲かってください。外資だらけをやっつけてください(笑)

 

 

 

 

今回の講演も記録として掲載しましたが、内容(中心)を全部出せなかったことを

お詫び致します。すいません。皆さんもどうぞ、また講義を聴きに来られてください。 

 

編集 富安

 

 

記録に戻る