平成15年6月1日

宮城道雄先生の追悼法要が行われた

 

本佛寺の歴代7世佐野前光上人は佛教音楽にも傾倒され

昭和28年『日蓮』を作詞した。この詩に曲を書かれた

のが、当時より弦楽で一世を風靡されていた宮城先生

である。交声曲として知られるこの曲は様々な感動と

日蓮聖人一代記を周知とする結果をもたらした。一宗

一派に拘らない『日蓮』は今も各地で演奏されている。

 

境内にある日蓮碑

四季折々の花に囲まれ佇んでいる。

当日の模様

宮城会九州支社中が参集した(89名)

中央は宮城社(東京)から参拝の牧瀬氏等

 

それぞれに恩師への思いを込めてお焼香をされる

 

 

本堂にて三寶讚歌と浜木綿(s31.6/4宮城先生作詞作曲)を合唱

お経ではなくきれいな歌声が響き渡る境内も意義深いものを感じる

 

山首謝辞

毎年沢山のご参詣を頂きありがとう御座居ます。

乾いた世の中になって様々な行事が失われている今日にあって

皆様方のお姿は、初々しいものを彷彿させてくださいます。

境内は今紫陽花と菖蒲の花が咲いています。季節は違いますが、

昔から「願わくば花の時にて我死なん その如月の望月の頃」

と桜の時に逝去することを望んでいました。6月25日をご命日

とされる(感奏院鴨譽最勝道雄居士)先生は、この紫色の花が

咲く時期を私達にお伝えになっておられるようですね。日本の

お花は繊細で情緒が漂います。どうぞこの忌日を大切にこれか

らも日本芸術を伝承されてください。お寺もそうなんですから。

ありがとうございました。

 

 

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