樹木の維持管理についての要望書

野田のてんとう虫を守る会


2008年5月2日

野田市市長 根本 崇 様

野田のてんとう虫を守る会 代表  槌田 博

樹木の維持管理についての要望書

 日頃より、野田市内の樹木維持管理にご尽力いただき敬意を表します。
 野田のてんとう虫を守る会では、今まで市内の公共施設にある樹木の維持管理について、農薬散布の削減や、剪定の仕方について担当課と話し合いを重ね、要望書も提出させていただきました。その結果、年間計画で一律に行なわれていた農薬散布を、病害虫の発生状況を確認して必要な場合にのみ散布を行うなどの改善をされ、感謝申し上げます。 3月には、市内の自然や緑を守る私たちの活動の一環として、市の教育委員会の後援をいただき、市役所ふれあいギャラリーにて公園樹木の写真・絵画展を開催いたしました。期間中多くの来場者から「街路樹や公園の樹木が無残に切られ大変残念だ」という意見をたくさんいただくと共に、樹形を生かした街路樹や一本一本の樹木が大切にされている公園を望んでいる事がわかりました。 野田市の総合計画では市民が創るふれあいのまち野田−活力とみどりゆたかな文化福祉都市と謳われております。 市民の財産である街路樹や公園の樹木を、市民の力でみどりゆたかなふれあいのまちにつくりあげていかなければならないと考えております。樹形を生かした、みどりゆたかな街路樹の並木、特徴のある地域の公園、将来の都市像として景観を考えて樹木を大切に維持管理することは、ゆたかな文化福祉都市を目指す野田市に求められていることです。
 そこで、樹木の維持管理について更なる改善をお願いしたく、別紙の「樹木等の維持管理(病害虫防除と剪定)について」を提出させていただきます。これを委託業者との契約や仕様書に詳細に盛り込んでいただくことを要望いたします。 この要望書についてのご回答を5月31日までにいただけますようにお願いいたします。
 私たちの会も、野田市のみどりを豊かにする活動を今後とも継続して参りますので、 よろしくお願いいたします。

「樹木等の維持管理(病害虫防除と剪定)について」
 
公共施設(公園・緑地、街路、各種施設、学校等)の樹木等の維持管理について、その委託業者との契約や仕様書に下記の事項を詳細に盛り込んでいただくことを要望いたします。

1. 病害虫防除について、

 ア 国の通知の徹底

委託業者に下記の通知を徹底させること。
 ・農林水産省・環境省の『住宅地における農薬使用について』通知 (18消安第11607号 環水大土発第0700131001号 平成19年1月31日)

イ 病害虫点検

 5月から10月の病害虫が発生しやすい時期に、樹木パトロール(月2回程度)を行い、病害虫発生の早期発見に努める。
病害虫が発生した場合は、被害を受けた部分の剪定・捕殺で対処する。

ウ 農薬使用

病害虫点検時点に駆除が困難なため農薬を使用する場合には、誘殺、塗布、樹幹注入等、散布以外の方法を活用すること。
 やむを得ず散布する場合は、最小限の区域における農薬散布に留めるとともに、以下のa〜eを実施すること。

 a 市との協議
  薬剤散布に当たっては、市と協議して、散布日は、風・日照・降雨等の天候条件を考慮して散布日を決めること。
b 周辺への周知
  農薬散布区域の近隣に学校、通学路等がある場合には、当該学校や子どもの保護者等への周知を図り、散布の時間帯に最大限配慮すること。 公園等における病害虫防除においては、さらに、散布時に、立て看板の表示等により、散布区域内に農薬使用者及び農薬使用委託者以外の者が入らないよう最大限の配慮を行うこと。
c 安全使用基準の遵守
  薬剤の使用に際しては、農薬取締り法等の農薬関連法規及びメーカー等の定めている、使用安全基準・使用方法を厳守すること。
d 散布方法
  散布方法は、それぞれの病害虫の特性に応じて最も有効な方法で行うこと。 散布量は、指定の濃度に希釈したものを害虫被害部分中心に散布すること。通行人をはじめ、樹木以外のものにかからないよう充分に注意して散布すること。 また、散布作業は、人体への影響を充分配慮し、ゴム手袋・眼鏡・被服等完全なものを着用する。
e 記録
  散布した農薬の種類又は名称、散布年月日、場所及び対象植物並びに使用量、希釈倍数について記録し、3年間保管する。

2. 剪定について、

ア. 夏期整枝剪定

 樹木が風による倒木や道路にある信号その他の標識を見えなくしたり、通行に支障があったり、隣接家屋に接したりする場合がある。そのため、台風・大風のための枝折れ、倒木防止、架空線・電柱保護、信号。標識保全などの目的を明確にして夏季整枝剪定を行う。胴吹枝除去も同時に行う。
 剪定方法は、こみあった枝を対象に、枝おろし(大枝おろし)・枝すかし・ふところすかし・切詰め・枝抜き・切返し・枝はさみ・枝うち・枝かき等のうち、それぞれの樹種・形状及び剪定の種類に応じて最も適切な方法により行い、剪定後も自然樹形を失わないようにする。
 不定芽の発生の発生原因となる「ぶつ切り」などは行わず、花木類は花芽の分化時期と着生位置に注意して剪定する。

イ. 冬季剪定(高木)

 樹高・樹冠を制限し、一定の形に維持することを目的とし、枝葉が繁る夏季の姿を考えながら基本的な形に整える。剪定後も自然樹形を損なわないようにする。胴吹枝除去も同時に行う。
 その他、目的・剪定方法は、夏季剪定に準じて行うものとする。

ウ. 中木刈込み

 美観面・通風などの樹木の健全生育・他の利用との共存を維持するために、中木類を一定の形・樹冠に刈り揃えることとし、花木類は花芽の分化時期と着生位置に注意して行う。


野 都 み  第188号
平成20年 6月30日

野田のてんとう虫を守る会
代 表  槌田 博 様

野田市みどりの課長 岡田 武志

 日頃から市政運営に貴重なご意見をお寄せいただきまして、ありがとうございます。

 さて、平成20年5月2日に提出されました要望書につきまして、下記のとおり回答します。

【要望1】『病害虫防除について』

《回答》 市では、公園、緑地の樹木や街路樹等の防除について、定期的に薬剤を散布するといったやり方ではなく、常日頃のパトロールにより病害虫の発生や被害状況を早期発見及び近隣住民の要望等を考慮して、必要に応じた適切な防除を行っています。
 また、散布する薬剤については、国の基準に沿った、安全性の高い薬剤を使用しており、さらに、周辺住民への周知や区域付近の通学、通勤、通行者等にも配慮しながら危被害防止徹底に努め、早朝作業を行っているところです。

 

【要望2】『剪定について』

《回答》 市では、公園、緑地の樹木や街路樹等の剪定について、従来より、交通安全、防犯及び周辺住宅環境等を考慮し、専門の業者に委託しています。
 今後の剪定につきましても、周囲の環境条件との調和を図りながら、樹木が健全に育成するように適切な選定方法で実施し、樹木が持つ多様な機能を十分に発揮できるよう努めてまいります。

※回答が遅くなり大変申し訳ありません。


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