No.4 あと3cmで
私は現場管理をやっているものです。食堂の改装工事で、天井にペンダント照明の取り付け工事をやったのですが、取り付け場所の位置出しだけして取り付けは電気屋に任せて現場から戻りました。
工事も終わって数日後に奥さんからあせった声で電話がありました。どうしたんだろうと思って聞くと、ペンダント照明が落ちてきたと言うんです。
驚いて飛んでいくと、ペンダントがテーブルの表面ぎりぎり、あと3cmというとこまで落ちてきてて揺れてました。 良く見てみると、天井のボード(天井下地材に良く使用される石膏ボード)にペンダント照明をビス留めしてあり、それで時間と共に抜け落ちてしまったんですよ。
野縁(天井の下地組)に電線が止めてあったので、テーブルぎりぎりで止まったから良かったものの、もう少しで大惨事になるところでした。
まさか、ボードにビス留めするような事をするとは思ってなかったから、そこまで細かい注意はしなかったのですが、冷っとさせられた事件でした。 それからは目を皿のようにして留め方について注意するようになりましたね。下に人が居たら大変なことになるところでした。
(佐々木様)