その1 : 鎌倉市内 一戸建て サービス工事と追加工事
キッチンの改装工事を行うにあたり、数社見積もりを取ってその中からリフォーム専門業者に工事を依頼した。
工事をする職人も感じが良く、キッチンの脇に大工工事で棚を作ってもらった際、工事途中で棚が足りないと思いその場で棚を一枚増やしてもらった。職人は気軽に余った材料で棚を一枚増やしてくれた。
またキッチンのタイルは一部だけの交換予定であったが、実際工事をしてみると元の汚い部分が目立つのでそこの部分も新品にして欲しいとその場で依頼。やはりその時職人が持っていた手持ちの材料で工事をしてもらった。
工事完了後、しばらくして担当者が訪問。追加の分の支払いをして欲しいと、棚板とタイル工事の追加分の55,000円の請求書を持ってきた。 相談者はてっきりその場でサービスでやってもらったと思っていたので、そのように言ったが、見積もりに入っていないので払って欲しいと言われた。
結局棚板の分だけサービス工事にしてもらい、タイル工事の分の50,000円だけを支払うことで落ち着いたが、後味の悪さが残った。
工事中の変更・追加はその場で確認
工事中の変更・追加はリフォームでは必ずといって良いほど起きることです。たとえ余った材料であっても、そこに手が加われば技術料や手間代が発生します。
どんな小さなことでもそれがサービスなのか、追加であるのか、そしてその金額をその工事に着手する前に確認しておくことが大切です。
細かくあれこれ言うと嫌がられると思ってなかなか言えない方もいるようですが、業者側からすれば金額の確認をされて嫌がることはありません。またサービスであるならお礼を思いきり言っておけば、お互いが気持ち良く居られ、サービスが増えるかもしれないと言うのも人情なのです。
その2 : 東京都内 マンション カギはどこに?
マンションに住んでいる相談者が浴室・洗面・トイレ・キッチンの改装を行った。 普段共働きで留守がちのため、信頼のおける会社ということで大きなリフォーム会社にカギを預けて留守中にも工事をしてもらうよう依頼。カギは業者のほうで責任を持って預かるとのことだったので、相談者は合鍵を1つ作りそれを業者に渡した。
工事も中盤に差し掛かるころ、近所のお宅から「カギの管理が危ないのではないか?」との指摘があった。話を聞いてみると、職人がメーターボックスの中にカギを置いたままボックスの扉を開けっぱなしにして食事にでかけたらしい。
当初の話では社員である担当者がカギの管理をすると聞いていたので、会社に抗議をしたが、たくさんの現場を抱えている担当者が毎朝一軒の家だけにカギを開けには行けないとのこと。信頼のおける職人達なので安心して欲しいとのことだった。
しかし後日スペアとしてその合鍵からもう1つ複製を作っていたこともわかり、カギの管理があまりにずさんな事を強く指摘。 カギの隠し場所を変えること、工事完了後には業者負担でカギの交換を行うことを約束してもらった。しかし近所で空き巣が入られたなどのうわさも聞き、工事中は夜怖くて眠れない日もあった。
鍵は書類で管理しておく
最近は仕事や趣味で出かける方も多く、留守の家での仕事が増えてきました。新築ですと最後に玄関のカギを施主に渡して工事完了引渡しということになるのですが、住みながらのリフォームだとそうもいきません。
良く問題になるのは、カギを最後に返したかどうか。誰が開け閉めするのか。管理責任者は誰で、どこに置いてあるのかなどの問題です。 カギを渡す時には上記の点をきちんと確認すること、そしてカギの受渡し書をかわし、返した返さないという問題がおきないようにしておくことも大切です。
リフォーム完了後にカギを交換するような予算を見ておけばさらに安心です。