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リフォーム豆知識 | サイズを3cm変えただけで料金が倍増?

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  3. サイズを3cm変えただけで料金が倍増?

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07 サイズを3cm変えただけで料金が倍増?

Q:造り付け家具の工事をしたのですが、打ち合わせより幅を3センチ大きくしただけで元の値段の1.5倍の金額になってしまいました。そんなことってあるのですか?


尺貫法から外れると、値段が倍増することがある

日本の木造住宅は今でも多くが尺貫法で建てられており、建築材料の多くがそのサイズに合わせての規格になっています。

つまりそこから外れたサイズでプランすれば、安い材料が使えなかったり、多くの材料の無駄が出たりして値段が高くなってしまう場合があります。 一般的な6畳間のサイズは、床が2.727m(1.5間)×3.636m(2間)天井高は通常2.4m(8尺)です。量算品はこのようなサイズに合わせて作られています。

ですから量産品の材料を効率的に使えるサイズでプランすれば値段を安くおさえることができるわけです。逆にそのサイズから外れるプランだと材料費がかさんでしまい、物によっては1cm大きくするだけで値段が大きく変わってしまう場合もあるのです。

扉や家具に使われる化粧板は通常90.9cm(3尺)×181.8cm(6尺)サイズのものが一番多く出回っており、値段も安く設定されています。つまりこのサイズで上手く材料取りをするように作れば効率的に作ることができるわけです。

この他、壁の下地用の板、壁紙、サッシ、床板なども、同様に量産品は上記のようなサイズを基準にして作られています。 ですからあと1cmサッシの巾を広げると言うだけで、量産品の規格から外れ特注品扱いとなり、値段も倍増する場合があります。

しかし、造り付け家具の良いところは中に入れる物のサイズや家の幅ぴったりに作ったり、デザインに凝ったりするところにあります。また、扉も現在は2m以上の高さのある背の高いものが主流になっています。

デザインを決める時には業者と良く相談し、なるべく材料に無駄の無いプラン、量産品の規格サイズを使うプランというように考えていけばローコストに抑えることができます。


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