リフォーム豆知識 | キッチンのリフォームを成功させるコツ

��01　キッチンのリフォームを成功させるコツ

キッチンリフォームについては情報量が多いので、ここでは特に注意しておいたほうが良い点だけをいくつかあげておきます。 大切な事は、必ずショールームで実物を見てくること。図面で解りにくければ、新聞紙などで実物大の大きさに切り抜いて床に置いてみる等の工夫をしてみて下さい。

キッチン側からの視点を考えてリフォームする

一昔前まではキッチンは人目に触れないような裏方の存在であり、家の中でも北側の暗い部屋に配するような設計が多くありました。 今でも食堂や居間からキッチンがどう見えるかについての視点は良く考えられているのですが、キッチン側からの視点については後回しになりがちです。

キッチンで家事をする時間というのは想像以上に長い時間です。機能だけではなく、キッチンの中に居る時のことを考えた 「キッチンの居心地」 についてよく考えて、リフォームプランを立てていきましょう。

3種類のキッチンプラン

キッチンのリフォームプランは、大きく３タイプに分けられます。これからどのように暮らしていきたいのかを良く考えて選びましょう。10年先もこのプランで良いのかをよく考えてみる事が大切です。

【オープン型キッチン】

上記はオープンキッチンの中でも、壁付けオープンキッチンと呼ばれるタイプです。キッチンと食堂が一室になっていて、食堂からは台所が丸見えになりますが、テーブルと流しが近いので家事の時に動きやすいタイプです。このリフォームプランは、キッチンと食堂を移動する為の通路用のスペースが要らないので、狭くてもプランしやすく、面積があまり取れない場合でも大丈夫です。

オープンキッチンは、物が外に出ていると、散らかって汚らしく見えてしまいますので、収納をたくさん取る工夫をする、かつ扉を付けて「見せない収納」にしておくと片付けが楽になります。

またキッチンセット本体はよく見えるプランなので、キッチンを選ぶ楽しみをたっぷり味わえます。見せるキッチンを意識してデザイン性の高いキッチンを選びましょう。

【セミオープン型キッチン】

キッチンと食堂を腰の高さの壁や、カウンター、吊り戸棚などで仕切ったものです。食堂に向かって流しを使う、「対面型キッチン」 も、このタイプです。食堂からキッチンがある程度隠せ、食堂との一体感もあって広々とした雰囲気になりますので、人気の有るリフォームプランです。

家族で一緒にキッチンでお手伝いをするようなご家庭にはこのプランが向いています。またキッチンを使いながら食堂が見渡せるので、小さなお子さんが居るご家庭にも良いでしょう。

【クローズド型キッチン】

キッチンが完全に一部屋として食堂から独立しているリフォームプランです。移動距離が少し長くなりますが、少々散らかしても食堂から全く見えないという利点があります。壁面を利用して大きな収納庫を作ったり、キッチンとしての機能を求める場合にはこのプランが適しています。

家事動線を考えたリフォームプラン

動線とは人の流れの道筋のことを言います。例えば、来客の多い家で、来客の動線と家族の動線がクロスするプランだと、家でリラックスしている人と、お客様が鉢合わせし易いということになってしまいます。

家事動線を考えたリフォームプランとは、毎日の家事をするのにスムーズな動きができるように考えられたプランという意味です。 キッチンで良く言われるのは「三角形の動線」です。シンク ・ コンロ ・ 冷蔵庫の位置が三角形になっていると、家事がし易いと言われています。

しかし今や三角形だけでなく、洗濯機やゴミ箱の位置も家事動線の中に含めて考えるようになっています。 最近は、洗面所とキッチンをつなげて直接行き来できるプランが人気です。

大事なことは普段どのような家事のやり方をしているのかを良く考えてみることです。スムーズで無駄のない動きができるように考えてみて下さい。

All Aboutのリフォームコラムで、キッチンのプラン別リフォームのノウハウや、あなたにピッタリなキッチンプランを知るキッチンタイプ診断テストなどを作りましたので、試してみて下さい。
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