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Minneapolis(MN) ---> Albert Lea(MN) ---> Fairmont(MN) --->
 9:45 しまった、寝坊した!カーテンの隙間から強い陽射が射し込んでいるのを見て、ゆっくりとベッドから起きカーテンを一気に開けると外は一面の銀世界。そうです、夜に雪が降りました。さすがミネアポリスと感心するのも束の間、早く車一面に張った雪と氷を取り除かないと大変なことになる。スケジュールにも少なからず影響が出るからです。
作業終了して一旦室内に戻って作戦を練り直す。予定ではI-94Wを使って Fargo(ND) に行く予定でしたが、ウェザーチャンネルによると降雪エリアが ND から MN に向かって広がっているとのこと。ということは、予定通り進めば豪雪に突っ込むことになります。それは自殺行為でしょう。ここは考えに考え抜いて、予定を変更することにしました。降雪エリアから逃げる形で南下してから本日の目的地である Sioux Falls(SD) に行くルートを設定しました。
10:40 モーテルを出発。ダウンタウンのヒルトンホテルに立ち寄った後に、I-35Sでミネアポリスを脱出する予定。ところが、ヒルトンホテルにはトラブルが待ち受けていた。
11:30 ヒルトンホテルで用事を済ませて路上駐車をしていた車に乗り込みエンジンをかけるとパネルに見たことがないサインが点灯した。もう一度エンジンを切って再度エンジンをかけたがそのマークだけが消えなかった。幸いにもダッシュボードに車のマニュアルがあったので(もちらん英文ですが)熟読しました。わからない単語いわゆるテクニカルタームがいっぱいあって楽しくなってきましたが、結局エンジントラブルと判明しました。そして、その対応はどうするのかと読み進むと、「修理を頼む」らしい。頭から血の気が引いていくとはまさにこのことです。アメリカで車を修理するのはそう簡単なことではないからです。最悪の場合は一週間近くかかることもあるからです。ここでアメリカの旅は終わったな、爆走は不完全燃焼のまま・・・ところが再度マニュアルを読み返してみると、修理が必要と書いてあるページの隣に給油キャップ・エンジンオイルなどと見慣れた言葉が続いていた。給油キャップを締めるのととエンジンと直接関係あるのかと思いつつ、寒いなか外に出て一応確認するとキャップが弛んでいた。締めたもののこれが関係あるのかと疑問を感じつつ再度エンジンをかけたらマークが消えた・・・力が抜けた。5分位車内でボーっとして、その後に下腹部に喝を入れる。さあ、出発だ!爆走するぞーー!
12:00 ミネアポリスのダウンタウンを出発!
13:30
15:00  Minneapolis に到着。演奏会場である Orchestra Hall の隣にある Hilton Hotel の駐車場に車を入れて、開演まで時間があったので近くのダウンタウンの散策をしました。ミネアポリスはアメリカでも有数の気温が低い町で有名ですが、幸か不幸かこの日は予想よりもかなり温かく感じました。散策しながら気がついたのですが、街のいたるところにスカイウォークがあるのです。もちろん Hilton Hotel と Orchestra Hall も繋がっています。スカイウォーク内は暖房も完備しているので夜のコンサートの際には極寒の外気に触れなくてもよいので非常にありがたいのでしょう。更によく調べると、このスカイウォークですがダウンタウン全域に網の目の様に張り巡らされているようです。地震がほとんど起こらない所ならではのことと感心しつつ演奏会場へと戻りました。開演前30分前ですがロビーは子供でいっぱい。あまり事前には把握していなかったのですが、今日はファミリーコンサートのようです。インターネットでチケットを取る時に、価格が標準帯だったのであまり良く調べなかったことも原因のひとつでしょう。演奏時間も1時間らしい。
16:00 ホール内に入ると予想通り子供の嵐。私の両サイドの席は幸いにも40歳代の御婦人でほっとしたのもつかの間、その隣に小学生が連なる。舞台前方を見ると舞台の上方に大きな垂れ幕(スクリーン)が3枚。プログラムにはアメリカのライフスタイルを映像化する方の説明があり、音楽にあわせてスクリーンにいろいろな映像が映し出されるのでしょう。小学生高学年が多いのですが、低学年の子供にも飽きさせない工夫・演出がされているのには感心しました。アメリカの人はコープランドがお好きなようで、今回は「アパラチアの春」ですがお子様もおとなしく聞き入っていました(映像に見入っていました)。ラジオでもこの曲のほかにも「交響曲第3番」とか「エル・サロン・メヒコ」など盛んに流れていることからも伺えます。
17:00 演奏会が終わりインターネットカフェを探しにダウンタウンを彷徨う。迂闊にもアクセスポイントリストを忘れてきたのでインターネットでダウンロードしたかったのだがなかなか見つからない。 Hilton Hotel のロビーにインターネット端末を見つけたまでは良かったのだが、機械壊れてました。 Holiday Inn など他のホテルにはその様なサービスは見当たらず、時間だけが過ぎていく。ちょっと寒くなってきたのでスカイウォークを渡り歩いていたらコンベンションセンターに到着。イベントの設営が行われており、多くの人たちでごったがえししていた。あっけにとられて見ていたら、近くにいたお姉さんに笑顔で「何か御用ですか?」と尋ねられるものの「見ているだけですから」と笑顔で答えてその場を後にした。
18:30 飛行場に行けば何か設備があると考えミネアポリス国際空港へ向かったものの、迷いました。その原因はこの都市の交通網の細かさにあると勝手に考えております。ミネアポリスは他のポリスが付いた都市と同様に郊外に向かって放射状のインターステートが伸びていますが、中心部は碁盤の目のように高速道路が張り巡らされています。セントポールとの双子都市となっており、しかもその境界線があまりハッキリしていないため巨大都市といった風格を持っています。ただし、その都市計画が機能性よりも形を優先することから道路の碁盤の目の数がちょっと多くなっているのではと考えました。地元の人はなんともないのでしょうが高速道路の番号のつけ方は規則性がなく、ぜひ日本の首都高を見習って欲しいと思いました。
  道がわからなくなっていつの間にか一般道になってしまいましたが、そういう時には焦らずにUターンするに限る。高速5号線の来た道を引き返すと程なくして飛行場への入り口が見えてきました。ああ、助かった!
19:10  ミネアポリス国際空港はノースウエスト航空のハブ空港です。駐車場に車を置き散策を始めましたが、進むにつれて少々他の空港と違う雰囲気を感じました。まず、空港内の案内の文字に日本語が。ちょっと待て、ここはアメリカだよな?と自問自答する。そして、出発カウンターと到着カウンターに行くもののショップがほとんどない。ここは単なる通過点なのかと思いつつ空港内の地図を見ると中央部をシャトルが通っていることを発見。早速乗ってみることにした。乗車時間1分ほどで終着、まあなんともあっけない。さて散策を開始するが何もない。レンタカー・バスへのターミナル専用のトランスポートだったとは。実に無駄のない空港であると感心しました。さて、十分空港を堪能したので帰ります。駐車料金は$3とこれまた安い。
19:40 空港を出発。
20:24  Cleveland Avenue を見つけるのに少々手間取ったがモーテルに到着。ガソリンがほとんどなくなっており、大変危なかった。手続きを済ませて、夕食に出かける。近くに「ウェンディーズ」や「タコ・ベル」があり、簡単に済ませようとも考えたが、ちょっとおなかがすいていたので「レッドロブスター」へ、塩味がきいており疲れた体には染み入ります。とてもおいしゅうございました。
22:00  車にもお食事をさせて、モーテルに戻る。部屋のドアが今日は外だった(わかります?)。通常のホテルだったら部屋のドアの向こうはカーペットが敷かれた廊下ですが、ここはドアを開けるとビュービュー風が吹くお外です。まるでベランダから部屋に入るみたい。ただし、隙間風が入り込むことはありません。結構、気密性は高い!それでも夜は急に寒くなって、少し雨が降ってきている。weather chanell の情報では気温は氷点下近くまで下がっているらしい。シャワーを浴びるものの、モーテル据え置きの石鹸のぬめりがなかなか取れない。明日、きちんとした浴用石鹸を買わなければ。床は非常に汚いのでスリッパが必要。ずーっと靴を履き続けると、とても疲れるし、足が蒸れてしまう。
本日マイル数:   通算マイル数:
本日の GAS:   通算の GAS:   price/gal:
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宿泊場所  MOTEL6 Minneapolis North - Roseville #0759
 2300 Cleveland Avenue North, Roseville, MN, 55113
 [I-35W at Exit #24]
 TEL:651-639-3988
主な出費 ロードマップ等($20.35)、ガソリン($32.50)、昼食(Kobe:$6.94)、ミネアポリス・ダウンタウン駐車場代($8.00)、演奏会チケット代($34.75)、飛行場駐車場代($3.00)、夕食(Red Lobster:$25.00)、Motel Charge($35.36)
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