「Various Feelings」の説明


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【  曲名  】「Various Feelings」
【 作曲者名 】N.Baba & をく屋
【 開発音源 】N.Baba:Roland「CM−500」 (GS音源のみ/SC-55相当) 
        をく屋:富士通「FMT−403A」 (SC-55相当)
【 作成ツール 】富士通「奏-KANADE- V1.1L20」(FM TOWNS)
【 データ形式 】Standard MIDI           (*.MID Format 1)
        奏-KANADE- V1.1L20 形式 (*.EUD) 
【 転載条件 】自由に配付してください
【  製作日  】1998年06月17日〜1998年12月24日
【掲載ファイル】VARIOUS.LZH (82'081 byte) 
◇ Download ◇

【対応音源】
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       音 源      :評価
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 CM−500(モードC)   : ◎ 
 FMT−403A       : ◎ 
 SC−55MkII       : ○ 
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       評 価
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 ◎:最適!!      (^O^)/
 ○:まあいいんじゃない。(^-^) 
 ●:なんとか許せる。  (^o^; 
 △:ちょっとなぁ。   (-_-; 
 ▲:ダメかも・・・。  (;_;) 
 ×:ダメだぁ!!    (T-T) 
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 この曲「Various Feelings」は、一応僕「N.Baba」が最初に基本を作り、その後「をく屋」さんと何度か交換しながら作っていった、合作曲です。ちなみに曲名も「N.Baba」が付けましたが、最後の「s」が無いのを「をく屋」さんに指摘されて、英語の勉強不足を露呈しました(笑)。

 曲としては、サックスメインが基本の明るい曲ですが、「をく屋」さんのピアノもなかなか凝っててイイ感じですね(^^)。

 全体を通してのエフェクトや細かい調整は「N.Baba」の好みでやってますので、その辺についての不満が有れば僕の責任でしょう(特に、リバーブなんかはちょっと深めが好みなんです(^^;)。

 それでは、それぞれの部分で担当した人間のコメントと曲の流れを見ていきましょう。

N.Baba

 1〜34小節は、僕が最初に作った部分です。19小節からは曲のメインテーマで、これは何度も出てきます。

 僕の作った部分は、基本的に楽譜入力なのですが、サックスに関しては、録音を使ってみました。使用したのは、CASIOの「DH−500」という、ちょっとおもちゃっぽいウィンドシンセです。まあ、一応録音はしてるんですが、テンポを60%に落としての録音のうえ、その後でかなりの手直しをしているので、かなりインチキな録音です。でも、おかげでそこそこ上手い人間が吹いたように聞こえるのではないでしょうか。くれぐれもこんなに上手く吹けるなんて誤解をしないように(^^;。

をく屋

 35〜52:フュージョンはやっぱ、コードで頑張らなきゃ的思想に基づいてます(って、ここで勝手にこの曲のジャンルを決めてしまった)。あとは、その場しのぎのアドリブをリアルタイム入力で適当に埋めます。リアルタイム入力は、テンポ50%〜70%くらいで入れてます。その上、右手、左手は別録音。まったく、これだからDTMはやめられませんよ(爆)。

N.Baba

 53〜68小節は、再度曲メインテーマの登場ですね。2回目なので、ちょこっとコードを変えてみたりしました。ここのサックスは、一応録音し直しています。また、手動で付けたピッチベンドも、申し訳程度ですが変えてみました。

 69〜86小節が、35〜52小節の「をく屋」さんの作ったピアノを使って、僕がフルートメインにアレンジした部分です。ブレスノイズを使って息使いを表現してみましたが、いかがなものでしょうか。また、この部分の最後のほうでは、ピアノでちょこっと「をく屋」さんに対抗意識を燃やしてみました。楽譜入力だけど(笑)。

 87〜102小節が、1〜34小節の再アレンジをやってます。3回目のメインテーマですね。サックスを使わないで、ギターとフルートをメインにしました。

をく屋

 103〜110:がらっと雰囲気を変えて。ボサノバっぽくしようとしたけどボサノバをあまり知らないので、墓穴を掘らないために、ボサノバは断念(汗)。面倒なので、8小節で切り上げました。

 111〜114:元の曲へのつなぎ。ここから、ちょっとベースに頑張ってもらうことに。

 115〜130:テーマの踏襲だけど、ちょっとフェイク入れて、ついでにコードも変えてしまった。もろに、循環な感じだけど、、、(と、ノートにメモってあるこの曲の進行を見て)、やっぱりもろに、1・6・2・5です。手抜きです、ごめんなさい。サックスも非常に無難な感じであまりおもしろくなかったかな。すぐ後に、ピアノの飛び道具が控えてるからいいけど。

 131〜146:すぐ前のサックスがあまりにもつまらないので、ちょっとがんばろうとしたピアノ。飛び道具も使ったけど、あまり派手じゃなかったかも。

 147〜150:そろそろ終わりたくなったので終わらせました。後で、N.Babaさんがフルートをいれてくれたおかげで、かなり救われました。

 いや〜、初めてリレー作曲というものをやってみたけど、いろいろ勉強になりました。制作期間が半年かかってますが、たぶん、2人の作業量的には半月程度だと思われます。なにしろ、僕の方が、かなり止めてましたから。ご迷惑をおかけしました。また、やりましょう(笑)。あと、挑戦者も受付中(笑)。

N.Baba

 僕もリレー作曲は初めてで、特に「をく屋」さんとはネット上で知り合って知り合って間もなく合作の話になったので、少々戸惑いも有りましたが、何とか完成してホッとしています。しかし合作をすると、他人のテクニックや自分の欠点や特徴がいつもよりよく見えて、とても勉強になりました。僕はコードをほとんど知らない(知ってるのはメジャーとマイナーとセブンスぐらいかな?)ので、「をく屋」さんのコード運びにはホント脱帽です。特に、69〜86小節では「をく屋」さんのコードを拝借しましたが、僕じゃ作れんなぁとか思いながらアレンジしました(^^;。いやぁ、僕の曲はコードの乏しさから単調になりがちなので、「をく屋」さんのコード運びにかなり救われたように思います。

をく屋

 コードがすべてではないと思いますが、僕は、わりとコードを組み立てるのに時間をかけます。コードを組むのがまず先で、その段階で挫折する事も多いという、、、。
 N.Babaさんは、僕の知らないような音源の使い方をしてて、勉強になりました。最終的にはSaxの強弱はエクスプレッションになりましたが、はじめの段階でN.Babaさんはアンプリチュードを使っていました。僕は、そういうのを知らなかったんで、驚きました。チャンネルプレッシャーのことの教えてもらったし。
 あと、N.Babaさん作ったテーマのメロディがなかなか良いと思います。僕は、あんまテーマとかをしっかりやらない人なんで、、、。今回も自分の作ったところは、アドリブ多くてちゃんとやってないし(汗)。

N.Baba

 全体を通して、スチールストリングスギター、ピアノ1、ストリングス、スラップベース2、フルート、ブレスノイズ、スペースボイスは僕しか使っていなく、ピアノ2、フィンガードベースは「をく屋」さんしか使っていないパートとなっています。即ち、サックスとドラムが共有領域と言ったところでしょうか。こう見ると、僕は楽器を多く使う傾向が有るようですね。特にギターは、最後の「をく屋」さんのところにまでしゃしゃりでてしまいました(^^;。

をく屋

 僕が楽器を多く使わないのは、普段、カルテットやってるせいでしょう(笑)。というよりも、楽器の数が少ないほうが早く仕上がるというだけです。あまりN.Babaさんを待たせるわけにもいかないので、、、(それでも、十分お待たせしてしまいました(汗))。

N.Baba

 いろいろ苦労も有りましたが、得るものも多かったので、また機会が有ったらやりたいですね。特に今度は僕が主導でなく、「をく屋」さんや他の人の主導でやってみたいですね。しかし、それだとついていけなくて破綻しちゃうかも・・・(爆)。

 曲を聴いた感想など頂けると嬉しいです。また、挑戦者(?)も連絡くれたし!!


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