席拓きの茶会 
2010.11.10(水)       
散策一覧に戻る

つくばい
 席拓きは、この茶室の亭主(川獺菴の連れ合い)のお茶友の集まりやすい平日でしたが、たまたま代休の日だったのと、予定していた来客に突然の空きができてしまったため、川獺菴が急遽客の一人になってしまいました。
 お茶席なんて今までに一度もいったことがないけど、周りがお茶を知ってる人ばかりだからどうにかなるでしょということで、お茶会初体験の巻。
 このつくばいは、母屋を造った時に作ったものですが、筧が腐ってなくなっていたので、昨日作り直しました。

お茶の水
 水道の水でも良かったのですが、せっかく
のイベントなので、わき水を汲んできました。
ここは、浦山口の近くにある不動名水。

生け花
茶室玄関脇は、亭主の活けた花。自宅の庭に咲いて
いる、キクとフジバカマ、それからハシバミの枝です。

茶懐石1
 参加者は写真に写りたくない人ばかりなので、懐石料理の写真だけです。それと、うろうろして茶会の雰囲気を壊してもいけませんしね。
 ご飯と味噌汁それに向こう付け。
 味噌汁は大根、向こう付けは、イワタケとハヤトウリの酢の物。野菜は、自家菜園のもの。以下の料理も同じ。イワタケは、私が釣りのついでに採ってきたもの。

茶懐石2
 懐石料理のメインディッシュ 落花生豆腐の椀 ナスとニンジン、香味はユズ。 

茶懐石3
 強肴つまり、酒のつまみです。といっても今日は誰も酒を飲まないので、酒の代わりは、サイダーだったんですけどね。
 ハタケシメジ、栗の渋皮煮、青菜、インゲンの胡麻よごし、イワナの燻製、サルナシ。 イワナの燻製は、先日渓流保存会の懇親会で作ったもの。ハタケシメジ、栗の渋皮煮、インゲンは、冷凍保存しておいたもの。
 
茶懐石4
 箸洗い 浮かんでいるのは、食用菊。
 懐石の作法は、周りで気を使っていただいたので、何とかなったようですが、一度やったくらいでは覚えられそうにありません。


茶懐石5
 八寸 海のものと山のもの 駄菓子屋で購入した干物と自家菜園の茹で落花生。

 以上、料理の素材は、ほぼ自己調達したものでまとめました。

茶懐石6
 香の物は、お茶の師匠さんから。

主菓子
 自家菜園のサツマイモで作った芋羊羹 写真を撮る前に一口食べてしまいました。

 このあと 休憩 そして、濃茶、薄茶と続きます。
 懐石の時とは違い、心地よい緊張感に包まれます。それは、濃茶を飲むことが茶席の本命で、懐石は、濃茶をおいしく飲むための下準備なのだそうです。そして、薄茶になるとまたくだけてきます。


干菓子
 今日の招待客の手みやげ 懐石の料理に合わせたような‥‥。
 干菓子を食べて、薄茶をいただき、茶会もおしまいになります。最初から4時間半かかりました。長かったですねぇ

ここの亭主 お茶を点てるの図
 茶会が終わった後の自服。お疲れ様でした。

  茶室に戻る