百合の木 ゆりのき      別名 ハンテンボク・チューリップノキ
        
漢字について 
 原産地アメリカでは『Tulip tree』または『Yellow poplar』と呼ばれている。5~6月、ユリやチューリップに似た黄緑色で底部に橙色の斑が入る花を開く。和名はこの花形に由来し、英名のチューリップノキも同様である。ハンテンボクは、葉の形が袢纏(はんてん)に似ているため。中国名は『美国鵝拳楸』。

材について
モクレン科ユリノキ属の落葉広葉樹    高さ25m直径m気乾比重0.47
 辺材は黄白色から灰白色、心材は、鮮黄・黄褐色ないし緑褐色でしばしば暗紫緑色を帯びる。散孔材。腐りやすいが、乾燥・切削・加工は容易。比較的柔らかくて狂いが少ないため合板・建築材(内部造作材)・建具・家具・楽器外装などに使われる。

その他
 アメリカ東部原産。日本には1873(明治6)年ごろ渡来、街路樹・公園樹として植えられている。

製作中の独り言
 100種類目にちなんで百のつく字をあつらえてみた。ここまでの道のりは長かったな。
 
一覧表Ⅲに戻る



刻字画像



立木画像



染色画像