メタセコイア めたせこいあ 別名 アケボノスギ | |
漢字について 1941年、三木茂博士が近畿地方で発見した化石に命名した。メタセコイアの“メタ”とは「後」という意味。“セコイア”は,アメリカ原住民の名前に由来している。白亜紀、弟三紀に北半球で栄え、第四紀氷河期に死滅したと考えられていたが、1945年に中国湖北省利川で発見され、氷河時代の生きている化石といわれている。日本には、1949年に米国経由で入れられた。和名はアケボノスギ『曙杉』。中国名『水杉』 材について スギ科セコイア属の落葉針葉樹 高さ35m直径3m気乾比重0.31 辺材は、淡黄色から淡黄白色で、心材は淡紅色から黒褐色。木理は通直、肌目は粗い。建築材・器具材・薪炭などに利用する。 その他 庭園、公園などに植栽する。セコイアの名がついているが、Sequoia(セコイア属)とは別属に分類されている。 製作中の独り言 和名の『アケボノスギ』は、私の周りの人にはほとんど認知されていないので、ユーカリやヒマラヤスギと同じように中国語名で彫ることにした。材はスギによく似ているがさらに軽くて軟らかい。 心材に見える黒褐色の模様は、腐朽模様である。 |
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