鹿子の木 かごのき  別名 ホシコガ・コガノキ・カゴカシ・カノコガ

漢字について 
 語源は、樹皮が丸く斑点状に剥げ、剥げた時期の違いによって斑点の色合いに違いがあって、ちょうど子鹿のようだから。中国名は『黄肉楠』。

材について
クスノキ科カゴノキ属の常緑広葉樹    高さ22m直径1.5m気乾比重0.70
 木材はくすんだ褐色から暗褐色で、光沢がある。やや重硬でやや緻密な散孔材。器具(車輪や農具)・建築・薪炭に用いられ、床柱にする。鼓の胴は 一般的にはサクラ材であるが、カゴノキも使われる。

その他
 関東地方では、この木が珍しいためナンジャモンジャノキと呼ばれていた。近隣では、あきる野市地蔵院・八王子市宝珠寺などに巨樹がある。同属のアオカゴノキは、別名バリバリノキという。

製作中の独り言
 クスノキの仲間なので、いい香りがする。私の知っているものの中では、ルバーブジャムに一番近い。
 
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