藤木 ふじき          別名 ヤマエンジュ・シロエンジュ                 

漢字について 
 『藤』は形声 草+滕 滕は水がわき上がるようす。勢いよく上へ伸び上がる植物。隷書体では、『滕』を使う。
日本特産種。語源は、葉や花が藤に似ているから。中国名『翅莢香槐』『香槐』。

材について
マメ科フジキ属の常緑広葉樹   高さ15m直径0.6m気乾比重0.65-0.75
 辺心材とも灰黄色ないし淡黄褐色の環孔材。やや重硬で強靱(きようじん)だが、産出量が少ないので、特定の用途はない。建築雑用材・器具材(道具の柄・箸)・野球のバット・玩具・枕木・薪炭材に使われる。同属のユクノキ(ミヤマフジキ)も材はよく似ている。

その他
 庭木にもよい。
        

製作中の独り言
 字の形がなかなか決まらなくて苦労した。普通に書くと四角く硬い感じの字になってしまうが、動きのある字にしてみようと思って書いたら、こんな字になった。ムーンウォーク!
 
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