静照庵 制作メモ |
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1.板の選定 選んだのは、神代杉でした。神代杉とは、土石流や火山灰などで土の中に埋もれてしまった数百年前の杉の樹が、何かのきっかけで掘り出されたものです。この杉は、福島県の山中で掘り出されたものの一部です。 大きさ130cm×60cm×3.2cm |
2.彫り終わったところ 今回は手彫りでは大変なので、トリマーを使用しました。ビットは、6mmと3mmのストレートビットで、トリマーで処理しきれないところは鑿と彫刻刀で仕上げました。深さ2.5mm。一枚彫るのにまる2日かかりました。 同時に制作している2枚の看板と一緒に。 自動カンナ 手カンナ のこぎり サンダー マキタ トリマー マキタ3701F ビット マキタ3mmストレート 6mmストレート クランプ ノミ 1.5mm 3mm 6mm 9mm 彫刻刀(切り出し) |
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4.塗り 耐候性を考えて、アクリル塗料を使うことにしました。まず、下塗りに白のアクリルジェッソを塗ります。白い色は、胡粉と同じ炭酸カルシウムです。 絵の具は、岩絵の具の緑青#12をアクリルのマットジェルメディウムで延ばしたもの。通常は膠を使います。 書体は、隷書体。『風来工房』と同じ筆で書きました。 リキテックス アクリルジェッソ 300m 岩絵の具 ナカザワ胡粉 緑青#12 100g リキテックス マットジェルメディウム 300ml サンドペーパー #120 #180 #240 #320 #400 |
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