関の山登山日記

登山日:2001.4.8(日)


関の山は,山頂の石灰岩の由来を語った民話「関の山どん」が地元(庄内町)に伝えられていると言われています。今回は,古代から地元の人々の生活に深くかかわってきたこの関の山に登ってみることにしました。

<関の山まめ知識>「どうして,関の山と呼ばれるようになったのかな?」

国土地理院発行の2万5000分の1などの地形図にはこの山名は表記されていないが,古代,大宰府と宇佐とを結ぶ大宰府官道がこの山を越えて通っており,関所を設けて通行料を取っていたところから関の山と呼ばれるようになったと伝えられています。

県道414号線(飯塚方面から)

上三緒(飯塚市)方面から県道414号線を田川方面に進み,赤松の交差点を左に曲がって数百メートル行くと「いこいの森キャンプ場」の駐車場(写真1)が右手に見えてきます。この駐車場に車をとめて登りました。

キャンプ場(写真2)はまだ新しく,数軒のログハウスが建っていました。中央の広場では,大人数でバーベキューでもするのか?数人の人たちが運動会でよく使うテントをはっていました。

キャンプ場を通り過ぎると,登山道の入口に「関の山登山案内図」(写真3)がありました。この案内図の横に,細い竹で作った杖が数十本設置してありました。希望の人は,無料で借りて下山した時に返すようになっていました。とてもうれしい心づかいですよネ!!

案内図からすぐに細い登山道(写真4)が続いています。よ〜し!出発進行!!

登り初めてちょっと進むと,「正面登山道」と書いた看板(写真5)が立っていました。このような看板が随所に立てられているので,まず道に間違うことはないでしょう。

旧大宰府官道跡と書いた看板(写真6)も立っていました。この看板から左に行けば,古代人の足跡をたどることができることでしょう・・・。しかし,われわれ親子は,山頂を目指しますので,右へと進んで行きました。

登山口から1000m地点(写真7)です。まだまだ,元気いっぱいですよ!!

1000m地点から200m進むと,山頂まで800mの看板(写真8)が立っています。よ〜し,あとちょっとだ!がんばるぞ〜!!

山頂から800m地点からちょっと進むと,見晴台(写真9)に到着します。一息つくには,もってこいの場所です。この景色のよさには感動しますヨ!「絶景かな,絶景かな!」

見晴台を少しくだると,「正面登山道」を示す看板(写真10)があります。ここから,また登り坂です。

見晴台からの登り坂は広々とした草原になっています。少々登りが急ですが,周りの景色を楽しみながら登ることができるので爽快です!(写真11)

登山口から1500m登ってきました。少々疲れ気味ですが,あとひと頑張りです。(写真12)

約50分程で山頂に到着しました。「登山口から1810m」と書いた看板(写真13)が立っていました。ちなみに,関の山は,標高359.1mです。山頂は広く,周りの風景もよく見えるので,「登ってよかったな〜!!」と思える山の一つです。

西側(写真14)には,筑豊の象徴「忠隈のボタ山」や子ども達が通う飯塚東小学校もよ〜く見えました。

東側(写真15)には,香春岳・牛斬山・福智山を含めた田川の街並みを楽しむことができます。

広〜い草地で,壮大な風景を眺めながらの昼食は最高でした。(写真16)

お腹いっぱいお昼御飯を食べたあとは,走り回って遊びました。(写真17)

遊んでいる最中に,「おやっ!きれいな花が咲いちょうばい!」(ゆうた曰く)(写真18)

それは,黄色くきれいなスイセンの花でした。(写真19)

楽しい一時を過ごしたあと,飛び跳ねるように下山しました。(写真20)下山の所要時間は,約20〜30分といったとこでしたでしょうか。


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