□ガス温水蓄熱式床暖房の特徴

 ・陽だまりにいるような快適さ
 蓄熱式床暖房はとても快適です。ファンヒーターやエアコンなどの空気暖房方式とは「快適さの質」が違います。床暖房では、床面からの輻射熱が足元から人体を温めます。ムラなく全体的に温めるため、室内の温度差が少なく、家中どこでも均一な暖さが得られ、まるで陽だまりにいるような居心地の良さです。ファンヒーターやエアコンなどのような温風による対流がないので、ホコリが飛ばない、排ガスが発生しないので、空気を汚さない健康的な暖房方式です。

 ・床に熱をためる
 1階の床を土間床とし、その土間コンクリートの中に温水パイプを全面に敷設することで、土間床そのものを温める床暖房方式です。居室だけでなく廊下やトイレ、浴室の洗い場まで温水配管されるので、1階の床全面が暖かくなります。

 ・躯体に熱を蓄える
  温水配管を保護するモルタルが蓄熱層となり、床面全体を温めます。一度温まった土間床は、なかなか冷めません。蓄えられた熱は時間をかけ室内にゆっくりと放熱されます。このこと利用し、床暖房のボイラー運転時間を朝夕2〜3時間程度に抑えながら、24時間快適な室内環境を保つことが可能です。室内の暖かさを長く保つために断熱をしっかりとすることもとても重要です。

□信頼性の高いシステム

 ・シンプルな機構
 専用のガス給湯器と温水配管および室内リモコンのみにより構成されているので、シンプルなので壊れにくい機構です。

 ・強度と耐久性
  温水配管を土間コンクリートで強固に保護し、基礎と一体化するので、強度に優れています。また、配管は架橋ポリエチレン管を使用し、腐食せず耐久性が非常に高いです。

□安いコスト

 ・イニシャルコストが安い
 私たちの過去の実績では敷設面積約40u、約70万円(給湯器やリモコン、その他の副資材と施工費含む)で導入しました。電気ヒーター式床暖房よりも安いイニシャルコストで導入できます。

 ・ランニングコストが安い
  蓄熱式なので、ボイラー運転時間を朝夕2〜3時間程度でも一日中十分な暖かさが得られます。また、家中が床暖房のみで暖かくなるので、エアコンなどの補助暖房が不要です。そのため、ランニングコストは電気ヒーター式に比べ大幅に安く経済性にすぐれた暖房方式です。