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 MINOLTA MAXXUM AF 7000

私の愛機

ここでは私の使っているカメラのご紹介をいたします。

カメラの修理

私が修理したカメラのようすです。

アルバム

私が撮影した写真です。(まだ準備中です)

 

 

私の愛機 ゾンビカメラたち

 みなユニークな経歴の持ち主です。(現在16台!)

 こんなに数をそろえて何をするのかとよく言われますが、単なる趣味です。

 ただ、大きな流星群(ペルセウス群、ふたご群、最近のしし群など)の時には総動員をかけて、フィルム代金が許す限りで全天をねらいます。

 

まずはミノルタ・アルファ群から

 

1.ミノルタ・アルファ7000

 私のいちばんのコレクションです。

 現在3台が可動状態です!

 同じカメラが3台ありますが、単なる好みです(^^)

 世界初の本格的AF(オートフォーカス)機として有名ですが、そのAFのレベルは高く、現在でも強い逆行や動きの速いものなど以外はじゅうぶん使えます。

 最近店頭でも安く出まわっていますが、はっきりいって「買い!」です。本体価格7000円前後です!

 標準ズームが付いて1万円くらいですので、この値段ならへたなコンパクトカメラを買うよりいいでしょう?少し重たいですが、腐っても一眼レフですので。

 液晶部分がそろそろ痛む時期ですので、アルファ7000、5000、9000を中古購入するときは注意して下さい。またAFのモーターの状態も注意です。AFモーターの動作が重たくなったり、音が大きいとモーターの寿命がきているかもしれません。

 モーターが動かなくなってもMF切り替えスイッチ(機械切り替えです)をMFにして、マニュアルフォーカスのAE機として使ってもいいです。最近のAFはかなり性能が向上していて、アルファ7000のAFは数世代前のものですが、AE機としてはじゅうぶん実用的です。

 また、標準でも安い単4乾電池4本で動きますので、バルブ撮影をする天体写真には有利です。高価なリチウム電池ではなく、天体望遠鏡などに大量購入する安いアルカリ電池や、充電可能なニッカド、リチウム水素電池が使えるのでうれしいかぎりです。(私はオプションの単3ホルダーも使います。重くなりますが、とても経済的です。)

 3台すべてジャンク購入ですが、中のようすにもだいぶ慣れてきました。修理部品用にも1台確保していますが、機会があればまた買おうかな・・・

 

先日 yahoo!オークションにて落札したアルファ7000の輸出仕様「MAXXUM AF 7000」です。

ついに入手しました!

モーター不良ですので要修理ですが、分解するのが怖くて(何をいまさら)きれいに磨いて飾っております。

レンズも「MAXXUM」で、これは修理完了です!

前所有者のhideさんありがとうございました、hideさんのページはリンクコーナーでどうぞ。

 

2.ミノルタ・アルファ3700i

 アルファ7000などの次の世代の機種です。

 AF性能は向上しており。ピントはだいぶ合いやすくなっています。

 ただプログラム専用機なのが面白みに欠けるところです。今は主に303siを使っています。

 このカメラはレンズ、フラッシュ込みでなぜか5000円でした。ちょうどフラッシュがほしかったのでカメラごと購入してしまいました。

 

3.ミノルタ・アルファ303si

 このカメラはジャンク品で2000円でころがっていました。ミラーがはずれ、シャッターがきれませんでしたが、分解修理し、今は完動品です。

 もっとも「お買い得」でした。

 AF性能はさすがにいいもので、様々なモードを切り替えて、速い動きにも対応できます。

 現在一般撮影に活躍しているカメラです。

 ただ、欲をいえば先の3700iも含めてiシリーズは一部の交換レンズや、天体望遠鏡などのTリングではシャッターがおりません。ですので主に一般撮影で使用しています。

 

4.ミノルタ・アルファ7700i

 最近「AF作動せず」で購入しました。(5000円、ちょっと高かったかな?)

 惑星撮影用にスポット測光できるものがほしくなったので購入しました。これならAFは必要ありません。

 メモリーカードも2枚ありますので記録がとりやすくなりました。

 ?!先ほど天体望遠鏡などのTリングはだめと言ったのはず・・・

 そのとおり。ですがロックされるまで「きっちりと」つければ動きませんが、少しだけひねった状態ならシャッターは作動するのです!天体なら光線もれの心配もありませんのでこれは使えます!ただしカメラ用レンズの場合は絞りが作動しませんのでこれは残念です。

 ということで現在、月・惑星のメインはこのカメラです。高価な(5000円で?)ものでしたがもとはじゅうぶんとっています!

(注)3700、5700、7700などのAFは壊れるとほとんど修理不能です。注意して下さい。ただしAFは使えなくてもAE機としてじゅうぶん使えるのも特徴です。

 

次にミノルタMD群です

 

5.ミノルタSR−1

 このカメラこそ私のカメラコレクション火付け役です。

 カメラ店のジャンクコーナーで3000円で売られていました。

 故障らしいものもなかったので天体写真用に購入しましたが、露出計もなく、もちろんピントもマニュアルで、すべてを「自分で」操作することに写真の面白さを感じました。

 最も愛着のあるカメラでもあります。

6.ミノルタXG−E

このカメラはめずらしく完動品として購入しました。

(といっても50mmF1.8付きで6000円)

月・惑星写真用として購入しましたが、今ではミノルタα群がとって代わっています。

AE機ですので一般撮影にも無難に使えますが、天体用としても活躍し、大きな流星群では遊軍として流星痕の撮影を行っています。

 

7.ミノルタSR−T101

名機として有名なカメラですが、故障品でした。

(2000円だったと思います。)

露出計は作動していませんが、パッキンなどは修理しました。

ミラーが作動不安定なのが残念ですが、現在は主に流星撮影の補助用として使用しています。

左の写真はタムロンのズームレンズを装着しています。

8.ミノルタSR−7

変わった露出計がついたカメラです。

ただしこれは作動しません。シャッターの不良は修理してありますので使えます。

これもフルマニュアルなので主に天体用として使用しています。

 シグマの300mmアポレンズと組み合わせて散開星団撮影に使用することがあります。

 

 

続いてリコー、ペンタックス(Kマウント)群

 

9.リコーXR−500

 リコーの「サンキュッパ」として発売されたカメラで、私がはじめて購入した一眼レフカメラです。

 中学生の頃以来、天体写真用として活躍しました。

 現在はフィルムカウンターも作動せず、ミラーも作動不安定なので広角レンズと組み合わせて流星撮影用に使用しています。

 まだまだ現役として使用したいものです。

 

10.リコーXR−1000

このカメラもジャンク品です。(1000円!)

 さすがに程度が悪く、シャッターが切れないことがあります。(^^)

 いずれ分解してやろうと考えております。

 左の写真ではシグマのズームレンズをつけていますが、天体写真には使うこともあります。

 

11.ペンタックスKX

 これもジャンク品でしたが、シャッター不良のみの良品(どこが・・・)でした。(3000円)

 現在は修理もでき、露出計も完全に動きますが、活躍の場は天体です。

 ミラーアップもできますので、月・惑星にも使えますが、望遠鏡での直焦点撮影でみごとに星雲や星団をとらえてくれます。

 また豊富なKマウントレンズも使い、暗い天体撮影に大活躍しております。

12.ペンタックスMEスーパー

 これもジャンク品で、フィルム送りができず、シャッターもバルブ以外は作動しない、もちろんAEもダメというものでしたが、修理の結果、特に問題なく動いています。(2000円)

 Kマウントで唯一のAE機ですが、広角〜標準での星座等の撮影くらいにしか使われておりません。

 これから活躍の場を探します。

13.ビクセンVX−1

 天体ファンの方はご存知!望遠鏡メーカーのビクセンから発売された天体撮影用カメラです。

 最近VX−2が発売され、軽量でバルブ撮影が遠慮なくできる新品カメラとして好評なようです。

 これはさすがに新品です。(何と17000円!)XR−500に限界を感じて購入しました。

 これ以後新品カメラを購入することはなく、修理マニアになってゆきます。

フィルム面とスクリーンに少しずれがあります。

14.ペンタックスSFX

 ペンタックスのAF機はマウントがMFと互換性があるのが利点です。

 それにつられて購入してしまいました。(ただし1500円)液晶表示が割れて見えません(ファインダー内表示は正常ですので使用可能)。また裏ブタのロックが壊れていましたが、裏ブタ(データバック)だけが後日2000円で売っていたので購入しました。

ただAFなどは不思議とよく動いてくれますのでこのまま使っています。

 

 いちおう35〜80mmのAFズームがありますのでそれをつけていますが、何に使いましょう?

 ミノルタがほとんどの中ですっかり浮いています。

 

 

カメラの修理

 現在保有中のカメラやレンズの多くが「分解勉強用」「ジャンク」「部品取り用」として売られていたものです。これらは文字通りの目的に使ってもいいのですが、そのまま死なせてしまうのは何かかわいそうな気がするのです。

 がんばって修理して、たとえ完全に動かなくても使える範囲で使ってみたいと思います。

では修理のようすを少しお見せしましょう

ミノルタ SR−7

左)上カバーを外したところです。 右)シャッターボタン付近です。

左)右の黄色の丸い筒が測光用cdsです。 右)シャッター不良を修理中

左)シャッターボタンを外し、カムをつけなおします。

右)測光部とつながっていた糸をはずし、シャッタースピード切り替えを復活させます。

 

ミノルタ SR−T101

左)上ブタを外します。 右)シャッターボタンをはずし、その下のばねを入れなおします。

左)最上部の丸いものが測光用cdsです。ただ本体下部のバッテリースイッチ部が腐食し  てしまっていました。

 

 この他にもPENTAX-ME Superは上部を分解し、シャッター不良、AE不作動、巻き上げ不良を修理しで現在は完動状態ですし、オートフォーカス機ではMINOLTA α303siのミラーはずれ、シャッター不良を修理し、これも完動状態です。

 オートフォーカス時代のカメラは電気系統の修理は困難ですが、部品さえあればけっこう使える状態になります。

 またレンズもほとんどが「カビ有り」「クモリ有り」のジャンク品です。やはり分解してきれいに復活させております。

 最近はAFがあたりまえですが、露出計も動かないカメラで撮った写真は、たとえ失敗してもそれなりにいいものです。

 「少しピンぼけ」、「少し露出オーバー」であってもそれは「機械が撮った」写真ではなく、自分で構図を決め、自分でピントを合わせ、自分の考えで露出を決めた、「自分とカメラで」撮った自分の写真なのです。

 きっと古いカメラも喜んですばらしい一枚を残してくれるでしょう。

 (ただ、せっかく永眠していたところをよみがえらされ、氷点下で一晩中こき使われる私のカメラが喜んでいるかは疑問です・・・・)