表示できる情報
RadarBOXは、航空機から発信されているSSRの電波に含まれるADS-Bの情報と、その情報をもとに、
ローカルもしくは、ネットワーク経由で参照されたデータを表示します。
受信した日時分秒
ACRASとリンクしているかどうか(マーク)
Mode Sコード
Flight ID(いわゆる、フライトコード)
Registration(機体固有番号)
Altitude (気圧高度)
IAS (指示対気速度)
GS (対地速度)
Hdg (飛行方向)
VRate (上昇、降下速度)
Squawk (スコークコード)
緯度、経度
その他、航空会社名、国旗、シルエット、ルート情報(出発空港4文字コード−到着空港4文字コード)
地図上では、飛行機のマークで、方向、高さ、ルート(フォーカスすると、出発空港から、到着空港が線で結ばれて表示されます。)
表示は、1秒更新可能なので、ほぼリアルタイムに航空機の位置が表示されます。
日本語マニュアル
http://www.bearsworks.com/RadarBox/RadarBox%20Manual%20-%20Japanese.pdf
ただし、国内線は、まだADS-Bに対応していないのか、トランスポンダーがセットされていないのか不明ですが、
位置情報を表示してくれる機体が少ないところが残念です。(国も導入を検討中のようです。)
http://www.mlit.go.jp/yougo/e-a.html
http://www.enri.go.jp/yougo/yougo_index.htm#SSR
http://www.mlit.go.jp/koku/15_bf_000352.html
2011年3月での自宅にて受信状況した結果が以下です。
5時間程度の受信状況です。
ルート不明機は、フライトIDが受信できていないためですが、ポジションデータも受信していません。
しかしModeSコードや高度は表示されています。
ポジションを示さない航空機(フライトID、ルート不明機)は、全体の60%でした。
原因は、受信場所が悪く、ADS-B信号まで受信できなかったか、もしくは、航空機がADS-B信号を発信していないと推定されます。
ポジションを示さない航空機(フライトID、ルート不明機)の内訳としては、左端の棒グラフで、日本の航空会社が約80%という結果です。
RADAR-BOXのログ情報は、データベースの形式で、ソフトに記録されています。
テキストファイルやCSVファイル形式で、出力させることが可能ですが、
SQLを操作できるソフト(例SQLite Database Browser )などで、より詳細な情報を、
SQLやCSVデータ形式で取り出すことも可能です。
ご参考までに、CSV形式のデータをサンプルを添付します。(モードSコード情報は削除しています。)
航空機が発信しているADS−B信号には、ルート情報、会社情報等は、含まれていません。
ルート情報と、会社名、飛行機の種類などの情報は、フライトIDとレジ番号(機体の登録番号)をもとに、
受信ソフト側DBもしくは、インターネット経由でAirNav社のDBから参照されます。
フライトIDが表示されているのに、ルート情報を表示していない飛行機は、AirNavのDBにルート情報が登録されていないか、もしくは、ローカルDBに登録したが6ヶ月以上の古いデータの場合です。(若干ソフトのバグという可能性もあり。)
Registrationを表示する航空機は、写真がAirNav社のDBから、自動ダウンロードされ画面に表示されます。(2枚)
上記の例では、KAL729 が上昇中で、グアムに向かっています。
上記の例では、成田から関空にアプローチ中のJAL
そのほか、インターネットを通して、他のユーザーが受信した航空機を表示することができますので、世界中(といっても、ヨーロッパ中心)のフライトが楽しめます。
(ただし、セキュリティー上の制約?で5分遅れデータ)→別途費用を払うとリアルタイム表示可能。
赤い色は、上昇している飛行機、青色は、水平飛行、降下は、緑色で示されています。
ヨーロッパ(特にイギリス)に受信者が集中。
(上記地図表示は、メルカトル図法ですが地球儀などを選択することが可能です。)
*用語の確認は、航空実用辞典が便利 http://www.jal.co.jp/jiten/index/index.html