Index マダガスカル人 バオバブ 原猿類とカメレオン 異端植物世界 他生物 文献 |
位置 アフリカ大陸の東海岸沖400Km 気候 熱帯圏 乾期5月〜9月 雨期10月〜4月 面積 587000I 世界第4の島 日本の1.6倍 人口 1200万人 平均寿命男52 女55 首都 アンタナナリブ 独立 1960年6月26日 部族 インドネシア系 アフリカ系 アラブ系 主食 米 公用語 マダガスカル語 フランス語 |
●マダガスカルの動植物
アフリカには1種しかないバオバブもこの島には8種のバオバブが知られています。今回は栽培種1種と野性種3種見ることができました。なかでもムルンダバのバオバブは圧巻でした。 現存する原猿類(レム-ル)は33種有名なものとしては、アイアイ、ワオキツネザル、シファカ等いるが、今回観察できたものは、ペリネ保護区でインドリ、ヒガシアバヒ、ブラウンキツネザル、ペレンテイでワオキツネザル、ベロ-シファカ、イタチキツネザル、ネズミキツネザル、ブラウンキツネザル、の7種でした。 世界の半数にあたる40種類のカメレオンが生息しています。残念ながら、乾季のため野性のカメレオンにはフォ-トド-ファンで2種に出会っただけでしたが。ペリネで地元の人がつかまえた大きなパ-ソンカメレオンや飼育されている小指の先ほどのフトオカメレオンの仲間を見ることができました。 マダガスカルの植物は80%以上が固有種であると言われ、姿…形…生態のユニ-クさには目をみはるものがあります。特に南西部に広がる乾燥地に生育する植物群は異星の世界を思わせる景観が広がります。 鳥は今回オオハシモズ科をじっくり見れずというか勉強不足でわからなかったというのが正直なところです。 今は滅んだ3mの背丈をもつエピオルニスの卵殻には出会えました。 確信を持って識別できた鳥は、マダガスカルキジバト、カルカヤインコ、マダガスカルシキチョウ、マダガスカルサンコウチョウ、マダガスカルタイヨウチョウ、マダガスカルオウチュ、ダイサギ、アマサギ、ヤシアマツバメ、ヤツガシラ、マダガスカルヤブヒバリ、トビ、マダガスカルチョウゲンボウ、マダガスカルキセキレイ、クロヒヨドリ、カバイロハッカ、ムナジロガラスです。 昆虫類では蝶がたくさん飛んでいましたが採集していないので識別できませんでした。採集しても識別できないのですが。さそりにも出会い、蛇にも出会いましたが名前はわかりません |
時間差6時間、何時間飛行しているのかわからなくなるぐらい狭い座席にしばられホンコン、モ-リシャス経由で着いたマダガスカルの首都アンタナナリブは思った以上に朝晩寒かった。チンバササ動植物園でひととおりの生物を予習し、ペリネ、フォ-トド-ファン、ペレンテイ-、チュレア-ル、イサロ、ムルンダバと20人乗りのプロペラ機、マイクロバス等を利用し、移動しました。途中、イサロから下痢が続き、ごまかしごまかし、写真を撮ってきました。 カメラ2台、24mm、100mmマクロ、28-80mmズ-ム、200mm、300mm、コンバ-タ-レンズ1.4×、ストロボ、三脚、フィルムプロビア30本は後半下痢をした体には少々きつかったです。 フォ-トド-ファンで地元の人の家(一部屋ロウソクの明り)を訪れ、ネイテイブ音楽を聞かせてもらいリズム感のよさに感動し、小さな女の子がそのリズムに乗って踊るその姿にほのかな色気を感じたり、川で洗濯をする女性がそのあと、着ているものをすべて脱ぎ、体を洗い出し、思わず向けていたカメラをさすがに遠慮したり、生物撮影の合間気分良くそこそこ無事に旅を終えたのは、同行の湯浅先生、お仲間のおかげと思っています。 とにかく植物の景観が今まで訪れた熱帯を含めた地域と全く異なっているのには驚きました。星の王子様に出てくるバオバブにあこがれ、十分その風景を堪能しました。植物が植物らしからぬ形態をもち、景観をつくりあげる乾燥地帯の植物の形態には興味がつきませんでした。 |
参考文献 マダガスカル異端植物紀行 湯浅浩史著 日経サイエンス マダガスカルの動物 山岸 哲編 裳華房 マダガスカル自然紀行 山岸 哲編 中央公論社 マダガスカル鳥類フィールドガイド 山岸 哲編 海游舎 どくとるアイアイと謎の島マダガスカル 島 泰三著 八月書館 |
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Aepyornisの半化石化した卵殻厚さ3mm以上 |
体高3mの巨鳥が10世紀までは、マダガスカルの大地を踏みしめていたという。シンドバットの冒険に出てくる巨鳥ロックのモデルだという。 マルコポ-ロの記録にも出てくるというAepyornis。 いま、神秘的なEnyaの歌声を聞きながら、マダガスカルの、あの乾燥地の風景を思い浮かべています。 どんな人とのふれあいがあったのか、想像では浮かぶけれど、卵殻には、ふれることができたけど、もう少しがんばって生きながらえてくれていたら、この目に焼きつけることができたのに。 異端の植物にきっと似合った姿だったんだろうと思います。 恐竜もそうだけど、こんな大きな鳥を受け入れてくれる自然が地球にはあったんですね。 卵殻を張り合わせて復元したAepyornisの卵 |