2001.5.5
山林火災発生
2001.4.18
奈良市北椿尾町、菩提仙町 山林 奈良市消防団 精華分団
 小型ポンプ操法披露が4月22日に迫ってきているのに、訓練どころの騒ぎではない。火災は人の都合で遠慮はしてくれない。財産危機に直面した弊団の24時間に及ぶ悪戦苦闘が始まった。

4月18日午後3時30分 通報 山林火災

午後1時30分頃より地元の人々は「煙が出ていた」との証言も有り、土地柄「田畑の草でも焼いているのだろう」程度で見過ごされていた様子である。それもそのはず、現場は滅多に人が入らない山深い場所で、見通しが非常に悪い条件が重なってしまった。

所有は奈良市、管理は地元、俗に言う「入り合い林」。そんな土地柄や生い立ちを再認識できた結果となる。

現場到着 午後3:50頃 奈良県防災ヘリ「やまと2000」の偵察
午後5:00頃より滋賀、三重両県より応援ヘリ到着、空中消火開始
山林火災の面積が、3〜4ha に拡大、

とにかく延焼を防がなくては。

空中消火の威力はすごいものが有る。

燃え上がる火が収まっていく。しかし皮肉にも日没が近づいてくる。

表面で収まっていても枯れ葉の下は相当な火種が残っていた。

地上では準備が着々と
夜間作業の為に、発電機始動。

分団長に緊張が走る。

山頂付近

東消防所長様の陣頭指揮。

本団関係者の方々。

隣接消防団の皆様が応援に、

田原分団 101名を始め、

帯解分団からも多数。

連絡所に連日、奈良市 南田助役様に駆け付けて頂きました。

現場、消火作業
クスぼった煙が万延している。
精華地区自治連合会

会長 広岡 様 挨拶

精華分団長 稲野 挨拶

とにかく撤収したのは、19日午前1:30頃

皆クタクタだったが、徹夜の夜警を2班で開始(3時と6時)

午前8:00に再出火、午前中は再放水で徹底的に消火。

午後沈下確認作業、撤収、作業完了は午後4:00頃で有った。

けが人等も無く、不幸中の幸いで有った。

何気ない、たばこ火の不始末十分気を付けよう
御協力賜りました関係各位の皆様方に、厚く御礼申し上げます。有難う御座いました。