無名塾「ウインザーの陽気な女房たち」


作/W・シェイクスピア
訳/小田島雄志
演出/林 清人


出 演

仲代達矢

山本 圭

小宮久美子

山本 清

野崎海太郎


ヘンリー四世の臣下で放蕩無頼の好色漢、ビール樽のように肥えて、赤ら顔のサー・ジョン・フォルスタッフが、ウィンザーの町にやってきた。ウィンザーで金持ちのフォードとページの女房たち。いずれも美人と評判の高い夫人たちを我がものとし、色と欲の二股をかけんと、フォルスタッフは恋文を送りつけた。 『朝は朝星、夜は夜星、仰げば君を思いだし、きみのためならこの手足、捧げんものと誓いきし』 それを手にした女房たち、烈火のごとく怒って、恥知らずのフォルスタッフを懲らしめる作戦にでた。そんなことはつゆ知らず、恋文がうまく女房たちの心をつかんだと、フォルスタッフはふとっちょの腹つきだし、逢い引き現場に出かけていった。ところが嫉妬深いフォードの夫に乗り込まれ、さんざんな目に・・・。何度ひどい目にあっても、自分がだまされているとは気づかぬフォルスタッフ、「今度こそ償いをしますわ、真夜中の十二時に森の柏の木の下で・・・」と言う女房の甘い逢い引きの誘いに・・・また、のこのことウィンザーの深い森へ入っていく。

色と欲にどっぷり染まった肥大漢

フォルスタッフが巻き起こす抱腹絶倒の喜劇

・・・さてさて、その結末は・・・。

ホームへ