DOS/V用自作タワーのメインスイッチ連動電源の自作をしてみました。
2001年5月
メーカー製はいざ知らず、自作のCPには連動の電源がついていないので不便ですね。
連動型の延長コードを買いに行くと、ホームセンターや家電量販店でも、最低2800円くらいはしています。
下手をすると、5000円ほどのものを買う羽目になってしまいそうです。
そこで、自作と相成ったわけです。
使ったお金は、全部で1000円以内でしたね。使い回しが多いですしね。
品 物 | 値 段 | 備 考 |
リレー | 150 | TAKAMIZAWA |
パソコン電源プラグ | 250 | ノーブランド |
100Vメス | 230 | ナショナル |
その他 | 0 | 使い回し |
合 計 | 630 | |
準備

なんと言っても、リレーですね。でも売っていないのが難点ですね。
私は大阪日本橋のデジットか、たまに共立さんに行きます。
今回は「TAKAMIZAWA」の5V用のリレーを使いましたが、5V系は、なかなか売ってないですね。
見つけたらストック用に買うようにしています。
後はたいしたものはいりませんね。
第1段階

回路の復習です。ここでしっかり頭に入れておかないと大変なことになりますね。
何しろ100Vを扱いますので、間違うと大変です。確実に再起不能になりますね。
しかし、こんな簡単な回路で良いのですかね。片方の「接地」側だけを「ON/OFF」してますが、この辺りは100Vに詳しい人の方が良さそうなのですが、蛍光灯などはこんなのが多いですし、別段気にならない人はこれで良しとしましょう。
もし気になるのなら、リレーを2つにするか、接点が2つ以上あるリレーに取り替えして、両側を「ON/OFF」するしかないですね。
ちなみに、2接点のリレーは100円アップくらいです。
電気アンカのスイッチは2接点ですね。(私はこの回路で適当にやってます。でも、回路図中の100Vの雄雌に長い短いがあって、それが何を意味するかがわかる人であれば大丈夫だと思いますが・・・。)
第2段階

材料は太い100V線(私は壊れた電気ストーブの線を切って使いました。)とホームセンターで買った100Vの雌。パソコン内の電源延長分岐コード。(内部電源コードを切る人は必要なし。)あとは少々の5Vを延長するコードと熱収縮チューブ各種少々ですね。
配線は天下の空中配線です。
リレーも40度ほどの熱を持つし、外に出して置けば安心ですね。
リレーの耐性が少し心配ですね。でも突入電気にも耐えているし、40度止まりなので溶断も無いでしょう。(たぶん?)
第3段階
次に、製作に入ります。
まず100Vのコードの線を加工します。うまくリレーへの分岐を作って、熱収縮チューブで処理をすればOKですが、安全のため2重にしてあります。
端には初めから付いていた雄と、反対には買ってきた雌を付けて終わりですね。
第4段階

内部の加工ですね。
内部電源のコードを切断して付けると分解・分離できなくなるので、パソコン内の電源延長分岐コードをカットして加工することにしました。お金をかけたくなければ、そのまま電源コードをぶった切っていただければOKですね。
私は、5V(赤)と12V(黄)の色をどうしても反対に感じてしまいます。カラーコードが「赤」は2で「黄」は4と上な事と、車の配線は赤黒が多く、赤で12Vを取っていたので、どうしてもそう思ってしまうのでしょうね。

パソコン内の電源延長分岐コードは、赤と黒に車用のギボシ端子を付けて、外に出し、外部空中配線のリレーにハンダ付けして、熱収縮チューブで処理しました。
5Vコードを外に出す場所を迷いましたが、じゃんぱら難波の二階のワゴンに、ISAバス用のGAが100円で出ていたので、その基板を外し、金具だけにして、GA用の穴から出しています。
あとは、3段階の100Vラインをリレーにハンダ付けすれば出来上がりです。
しっかり、テスターでチェックしてから通電してくださいね。(電源をさわっているのですからね!)
時間は30分ほどで出来上がりました。
第5段階
事のついでに・・・。
家に壊れた電源モジュールから取り出してあった、7×7Cmのファンがあったので、これから夏を迎えるにあたり、ケースファンとして組み込む算段をしました。
ちょうど、先ほどの連動電源のあまりで、12Vのラインが余っているのでそれに繋げれば終わりですね。
家のデスクトップはジャスティのミニタワーです。ATXですが、家が小さいのでどうしてもこれを選ぶしかありませんでした。
これには右サイドに7×7Cmのファン用のスペースがありますので、ここに取り付けました。
ついでに、じゃんぱら難波で買った、ISAバス用のGAの穴の横に[ON/OFF]スイッチを付けました。
音がうるさいときや涼しいときには消せるので便利ですね。